印象的なサイトはネットに彩りを与えるのか

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デザイン・イラスト
あなたがいざ自分(自社)のサイトを作ろうと思ったとき、サイトに訪問しに来てくれたユーザーの心に残るようなデザインのサイトにしたいと思ったことはありませんか?
ネットを見ていて「なんかデザインが似ているサイトが多いな」なんて思ったこともあるかもしれません。

これは恐らく、サイトのデザインに注目している人なら特に抱いたことのある感想。私もその中の一人です。そして、それが今の私のサービスを出品する理由にもなりました。

例えばその理由の一つとして、多くのサイトで使われているワードプレスやその他プラットフォーム、そして豊富な無料のテンプレートを考えると、これは驚くべきことではないかもしれません。
時間さえかければ、誰でも見栄えの良いサイトを作ることができます。そのテンプレートに則ったデザインこそ、現在のトレンドと言えるかも。普段目にする多くのサイトは、そのトレンドに従っているように見えます。

しかし、これは当然悪いことではありません。

多くのサイトで利用されているテンプレートなデザインということは、それだけ多くの人に慣れ親しまれ、使いやすいサイトのデザインだということ。そしてこれは、視覚障害のあるユーザーにも大きく貢献しています。
「会う回数が多ければ多いほどその人に好意を抱きやすい」という単純接触効果が、日々私達が目にするサイトにおいても当てはまっています。

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▶私が使用しているDiviテーマで利用できるテンプレートの一例。馴染みのある標準的なデザインです。

ただそれらがユーザーフレンドリーなサイトであっても、テンプレートデザインで溢れてしまえばそれらのサイトはどこか没個性的で、あまり印象に残らないサイトになってしまう恐れもあります。

例えばネットが一つのギャラリーで、サイトがそこに飾られている絵画だと考えてみると、一つ一つを見れば多少の違いがあるものの、全体を見ればどこか均一で退屈な印象を持ってしまうでしょう。

しかしその中に他の作品とは描き方も色合いも構図も違った絵画があればどうでしょうか。それは多くの人の記憶に残る作品になるはずです。
そしてその差は、多くのファン獲得や「またあの絵を見たい!」というポジティブな思いに変わっていくことでしょう。
そしてそれは、結果としてギャラリー(ネット)の活性化にも繋がっていくと個人的に思っています。

ただしサイトはそれぞれの多様な目的を持って作られるため、見た目だけではなく機能的でなくてもいけません。
サイトを作るにあたって何を求めているのかによってデザインは変わり、標準的なサイトかそれともオリジナリティのあるサイトか、その選択も普遍的なアドバイスはありません。

結局のところデザイナーは丁度いいバランスを模索することが大切です。標準とオリジナル、どちらの利点も取り入れてこそ良いサイトであると言えます。

もしあなたが自分のサイトが欲しいと思っていて、その上で「オリジナリティのあるサイトが欲しい」と思ったなら、それは今まさに均質化しつつあるネットに多様性をもたらし、際立った存在にれるチャンスかもしれません。そしてそれは、ブランディングの第一歩でもあります。

そうなれるように、自分の思いを実現できそうなデザイナーをしっかりと見極めてください。世の中には素晴らしいセンスを持ったデザイナーが沢山います。
良いデザイナーに出会い、彩りのあるサイトが世に一つでも増えることを祈っています。

私もそんな理想を胸にサービスを出品しているので、もし興味があれば販売ページも覗いてみてください(._.)


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