配達員ってなんか怖い…そう思われがちな理由とその対策

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配達員のイメージっていまいち良く思われないんだよな~。でもまあ、仕方ないのかな…。

あー失礼しました!しっしーと申します!今回もお付き合いよろしくお願いします!
「ところでオマエは何者なんだ!?」
という件に関してですが、わたくしは以前、日本郵便さんのゆうパックの配達を6年間業務委託として従事しておりまして、その時の経験を活かし、荷物を受け取る側の立場の方々になにか役に立てることはないかと思い、こうして記事を作成している次第です。なにぶん、ゆうパックの配達しか経験が無いので、他の業者さんには当てはまらないこともあると思いますので、その点はご承知おきください!

それではさっそくですが、みなさまは、配達員に対してこんな印象を持ったことはないでしょうか?

「なんか怖い…」

そのお気持ち、わからなくもありません(笑)

配達員と言っても、結局人間ですので、いろんな事情の人がいらっしゃることでしょう。そこで今回は、なぜ「怖い」と思われるのか、その理由について考えてみようと思います。また、対策も合わせてお伝えしていきますねー。

それでは参りましょう!!

配達員を装う犯罪がたびたび報道される


近年の宅配需要の増加に伴い、宅配業者を装い訪問して、犯罪行為に及ぶといったケースが増えているそうです。非常に怖い事ですし、真摯に仕事に取り組んでいる方にとっては、迷惑以外の何物でもありません。こういう犯罪が増えると、宅配業者に対する印象が悪くなり、訪問者に対して警戒感が増してしまい、結果、居留守などのケースが増えて来る可能性もあります。本当にこういうのは困りますね。次に、出来うる対策です。

対策その1 【防犯カメラ(録画機能付き)の設置】

 これはもう、現代において必須と言ってもいいくらいですね。スマホのカメラ機能も合わせると、現代はもう監視社会になっていると言っても過言ではないでしょう。とは言っても、カメラのついていない家はまだまだたくさんありますし、そもそもカメラがついていたとしても、配達員の格好を見ただけで信用してすぐドアを開けたのでは、防犯の意味がありませんからね。とは言っても、無いよりは断然マシですので、設置を検討してみましょう。100均などには、ダミー用のカメラもありますので、それも活用してみるのも良いでしょう。また、不審に感じた時には、カメラ越しに身分証の提示を求めてみるのも良いでしょう。日本郵便さんの場合には、社員証は常に首からぶら下げるように指示されておりますので、その点は安心ですね。委託さんの中には、落としてしまう為着けないという方が結構いらっしゃいました。すみません。私もです。この仕事を始めてしばらくは首からぶら下げておりましたが、配達で走りまくっているうちに、いつの間にか落としてしまっていて、交番に紛失届を出したりして、散々な目に合いました。それ以来、ぶら下げているのが怖くて怖くて。という状態でした。反省。

ということで、身分証の提示を求めるのも一つの手です。

対策その2 【置き配にしてもらう】

コロナ禍によって今や主流かと思いますが、これも有効な手ですね。もちろん置き配ができない場合もありますが、基本は置き配にしてもらって、もし対面での受け取りが必要な場合は、初めて見る配達員の場合は、身分証の提示を求める。といった流れがいいかもしれません。

対策その3 【地域の配達員を常に把握しておく】
おそらく、これが最も有効な手段だと思います。どういう人が地域を回っているのかを把握していれば、それだけで安心感はグッと増す事でしょう。車両も覚えてしまえばなおいいですね。そうすることで、「いつもと違う人」が来た際に、敏感に反応することが出来るかもしれません。さらに、配達員さんと仲良くなってしまえば、近所の異変などの情報を提供してくれるかもしれません。常日頃、同じ地域を回っている配達員さんは、地域の情報が体に蓄積されています。例えば、何時くらいに帰宅するとか、この時間にいつもこの車が止まっているとか、犬の散歩に出かける時間帯など、一見、怖いとも思われるようなことを、覚える気がなくても、勝手に体が覚えていくのです。つまり、地域の異変にも気付きやすい可能性があります。ましてや、配達員を装っている人など、すぐに雰囲気でわかりますね。なので、配達員とコミュニケーションが取れそうなのであれば、取っておいた方がいいのかなと思います。ただ…(汗)

本物の配達員による犯罪がたびたび報道される


装うどころか、本物の配達員の犯行となると、これを防ぐのはかなり難しいです。だって、基本的に信用しますものね。ただ、ただです。配達員を装って犯行に及ぶ人と決定的に違う所は、「仕事中」という点です。仕事中に何かしらの犯行をしようものなら、ほぼ足がつき、逮捕は免れないでしょう。それだけのリスクを背負ってまで犯行に及ぶとすれば、それ相応の動機が必要でしょう。なので、個人的な見解ですが、配達員を装う人よりは、強盗や殺人などの凶悪な犯罪の可能性は低いかと思います。ただ、怖いものは怖いですよね。対策としては、上記と一緒になってしまいますが、防犯カメラ、置き配指定、配達員の把握ですね。普段、配達員とコミュニケーションが取れていればいいのですが、かといって仲良くなり過ぎるのも怖い所です。特に女性の一人暮らしの方なんかはそうでしょう。荷物には電話番号も記載されていますからね。荷物から電話番号を入手し、ストーカー行為に及んだというケースも度々耳にしますからね。なんとも難しい所です。

最悪、あまりにも配達員が信用出来ない場合は、宅配を自分からは一切利用しないという選択肢もありますね。おそらく、そういう方もいらっしゃると思います。ただ、自分は利用しなくても、意図せずどこからか送られてくる場合がありますからね。なかなか訪問者をゼロにするのは難しい所です。

さらに最悪の場合として、あまりオススメは出来ませんが、対面するのがあまりにも怖い場合は、いったん居留守を使って不在票が入るのを待ち、その上で、ご自分で店舗に受け取りに行く。という選択肢もありますが、元配達員の立場としては、居留守は精神的にくるものがあります…。(笑)

ここまで読むと、配達員がすべて怖い人のように思えてきますが、基本的に配達員は、「配達すること」に神経を集中していますので、そこまで過敏に警戒する必要はないと思います。警戒すべきは、やはり「装う人」です。異変に気付く為にも、地域との連携を深めておきましょう。

いつも急いでいてピリピリしている


少し見方を変えまして、配達員が怖いと思われる理由の一つに、「いつも急いでいて怖い」という理由があるかと思います。そうなんです。基本的に配達員は、急いでいます。全速力で走っている配達員を目撃した事もあるかと思います。なぜそんなに急いでいるのか?答えはシンプルです。

「ゆっくりやるメリットがないから」

です。一日の物量が同じ場合、ゆっくりやるのと早く終わらせるのではどちらがいいか。

多くの方は後者を選ぶと思います。

ゆっくりやった所で、荷物の量が減るわけではないし、時間指定もあるし、休息を取る時間が無くなるだけだし…。

だったらさっさと終わらせちゃおう!

という結論に至り、急ぐわけです。

ただ私の場合は、よっぽど急いでいない限り走りませんでした。焦って走ったせいで、何度も転んだ経験があるからです。あの時のみじめさといったら…。(笑)

「急がば回れ」

です。

走っている最中は話かけづらいかもしれませんが、もしタイミングがあれば、防犯の意味も含めて、コミュニケーションを図ってみましょう。話かけてみると、意外と普通だったりすると思います。

普通免許があれば誰でも始めることが出来る


個人事業主として宅配を始める場合は、基本的に、過去の経歴や現在の状況などは問われません。必要なのは、「車と普通免許」のみです。やろうと思えば誰でもすぐに始められます。特に厳しい審査もありません。

ということは、いわゆる「訳アリ」の人も集まって来やすいわけです。実際に、私の場合も、ハローワークで仕事が見つからず、借金が300万以上ある状態で、途方に暮れていた所で宅配の仕事に出会い、応募した所、面談もそこそこに、即採用、といった感じでした。

こういう仕組みは、すぐにでも働きたい方にとっては助かりますが、その分、軽い気持ちで入ってくる方もちらほら。その為、出入りの激しい業界になっているわけです。結果、配達員に要望を伝えても、次の日には担当が変わっていたりするので、何度も同じことの繰り返しになってしまい、たどり着く結論は、「配達員嫌い」になってしまうわけです。

まとめ


ということで、配達員がなんか怖い…と思われる理由と、その対策について述べてきましたが、一言でまとめますと、

「地域の配達員を把握しましょう」

です。やはり、結局の所、これが一番安心です。この問題の本質は、
「配達員がどういう人で何を考えているかわからない」
ことによるものと思っております。未知のものに恐怖心を感じる事は当然の反応です。

今回この記事を読んでいただいたことで、配達員側のことを少しでも理解していただき、今後の荷物の受け取り方について考えるきっかけになれたら幸いです。

と、こんなところですかねぇ…。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

また別の記事でお会いしましょう!
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