卒業論文は、大学や大学院での最後の試練の1つであり、学位取得には必須です。とくに、「卒業論文のテーマの決め方」について、多くの大学生、大学院生の皆さんは悩んでしまうことでしょう。本記事では、自分に合ったテーマを決める方法を以下の3つの手順で解説します。この記事を読めば、卒業論文のテーマの決め方の具体的なイメージがつくでしょう。
卒業論文のテーマはなぜ重要なのか?
卒業論文のテーマが重要な理由は、テーマ選びが卒業論文の成功に大きく関わるためです。例えば、卒業論文のテーマが自分にとって興味深いものでなかった場合、その研究に一生懸命取り組むのは難しいでしょう。また、テーマがあまりに広すぎたり、先行研究で明らかになっていたり、特定の分野や視点に絞りすぎたりすると、卒業論文のテーマとして適切でない可能性があります。
つまり、卒業論文のテーマは、自分が興味を持って研究を進められ、研究として成立するテーマを選ぶ必要があります。
卒業論文のテーマの選び方
卒業論文のテーマを選ぶには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
1. 自分が興味・関心があり、研究を行うことで社会に貢献することができる分
野を選ぶ。
2. 日々の生活や社会生活、臨床での疑問を自分なりに考えてみる。
3. 指導教員やゼミなどの同級生とのディスカッションで生まれた疑問から考
えてみる。
これらのポイントを踏まえ、自分が興味・関心を持って取り組めて、社会に必要とされるようなテーマを選びましょう。
選択した卒業論文のテーマがふさわしいかどうか確認する方法
選択した卒業論文のテーマがふさわしいかどうかを確認するには、以下の3つの方法があります。
1. 選択したテーマの妥当性について指導教員に相談してみる。
2. 選択したテーマに関する先行文献を検索し、明らかになっていること(既知
)、まだ明らかになっていないこと(未知)を整理していく。
3. 上記1、2を実施後、指導教員の先生に再度相談し、さらに詳細な研究テー
マを決定する。
卒業論文において、テーマ選びは最も重要な部分を締めます。しっかりとした研究テーマを選択することができれば、その後の卒業論文作成はスムーズに進んでいくと思います。実際に、私が指導してきた学生さんたちは、テーマ選びで悩んでいる人が多かったです。
特に、先行研究の検索方法については、多くの学生さんが方法が分からずに悩んでいました。先行研究の検索方法については、次回の記事で方法をお伝えしていきます。
次回の記事をお待ちください。