人との距離感。

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コラム
「他人への執着心」
これだけは持ちすぎると本当に危険。

私はリアルで結構食らってきた。
最初は相手からの相談や私からの声掛けで始まる。
特に仕事では
どうしても総務という立場上、そうせざるを得なかった。
色んな悩みを抱える人達を
気にかけ、心配し、常に目を配る。
相手は少しずつ心を開き
やがては何でも話してくれる関係になる。
業務上やりやすくなれば
誰もが得をするわけだから
ここで終わってくれればベスト。

しかし
ここからが別れ道。
私への執着が始まる人が数人いた。
老若男女問わず。
これまでの付き合いを
特別な関係に思い込んでしまうのだ。
他の人と話していると気になる。
他の人とランチや夜呑みに行くと
誰と一緒か、話した内容は何なのかを知りたがる。
やがて
「私(俺)のことはどうでもいいの?」と
被害者意識を持ち始め、それが怒りに変わる。
「可愛さ余って憎さ百倍」とは
よく言ったものだ。

「執着」は本来、悪いものではない。
問題はその加減。
相手との距離感を見失ってしまうほどの「執着」は
お互いに悲しい結果しか生まない。
人との距離感で一番大事なことは
自分の思いばかりを押し付けたり
好意に甘えてばかりではなく
相手にも思いがあるのだと察してあげること。
自分にも落ち度があったはずだと
自分を疑うこと。
お互いにそれが一致した時
初めてそれぞれのパーソナルスペースの中に入れるのだ。

人との距離感が上手に保てる人は
人間としても大きく
何をやっても成功への道が近い。
せっかくの縁を無駄にしないためにも
心がけていきたいものだ。

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