「認知行動療法」について

記事
学び

最近では、「認知行動療法」というワードをよく見かけるようになりました。


ここ数年、これまでにない形での生活や脅威にさらされて、ストレスを抱えた生活を強いられましたね。そうした中で、一人で辛さを抱えたまま悩まずに、誰かに相談を、というメッセージとともに、役立つツールとして「認知行動療法」が紹介されました。

認知行動療法については、漫画が出版されていたり、多くの本が出版されていますので、手に取ってみてくださいね。まずは自分で使ってみることが大切です。

私たちがある「場面(状況)」で抱く「感情」や「行動」は、その「場面(状況)」をどのようにとらえているのか、ということに影響されています。

皆さんにも経験があると思うのは、「朝、同僚に挨拶をしたけれど、相手から返事がなかった。」という場面です。
🔸「気がつかなかったのかな。」と考えた場合には、「声が小さかったのかな」と、もう一度、今度はもう少し大きな声で挨拶をするかもしれません。
🔸「気がつかなったのかな。」と同じく考えた場合でも、「自分って気がついてもらえない、存在感がないのかな。」などど、落ち込む人もいます。
🔸「うわ、無視された・・・」と考えた場合には、気分は最悪、それからしばらく色々と考えてしまうかもしれません。「嫌われているのかな」、「昨日の〜があったせいかなあ、、、」
🔸「うわ、無視された・・・」と同じく考えた場合でも、「はい、また無視してます。愛想悪い人」と気にしない人ともいます。

「気がつかなったのかな。」、「無視された」だけでなく、続けてどのようなことを考えたのか、頭に浮かんだのかによって、その後の気分や行動が変わります。
だからポジティブに考えましょう、というものではありません。
人それぞれ、考え方のくせというものがあり、それを見つけ出すことが大切です。そして、日々トレーニングすることによって、徐々に適応的に考えられる(→すると気持ちも少し楽になる)ようにしていきます。

ただ、読んでやってみたけど、よくわからない。。。聞いたことはあるけれど、本を読んでまでやってみようという気持ちになれない、、、やる気が出ない。。。などなど。
今、ネガティブな気持ちのままでやる気になれない状態ですが、そうした気持ちを少しシフトしたり、チェンジしたりするために試してほしいものです。
それでも、試してみること自体が難しい、という方が多いかもしれません。

専門家はそういったサポートをするためにいます!
まずは、今の状態をお話してみてください。辛さやぼんやりとしたもやもやした感情に寄り添っていきます。
その上で、実際に体験していただき、こういうことをしてみるのもいいかもしれませんね、と提案していきます。

また、こんな時どうしたらいいの!と直接的な相談もどうぞ。

最終的には、お手軽なツールとして、自分で使いこなせるようになって欲しいと思っています。


ちょっと気になることがあるけどなあ、とぼんやり思っている今、早めに相談してみませんか。本当に困って身動きできなくなる前に、相談する練習を行うことで、「人に相談する」スキルを身につけましょう。






サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す