第48回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜いじめ編〜

記事
コラム
皆さんは誰かに「イジメ」を受けたことや、した事はありませんか?

結構、気がつかないうちに「イジメ」をしている事ってありますよ。
私もした事もありますし、された事もあります。

私の本当に嫌な時代でもある中学時代は、本当に陰鬱な日々でした。

私の中学時代って、自由な小学時代から急激な「義務教育」の厳しさと
「周りと競争を強要する」風潮のあった時代でもあります。

他の子達も、心のどこかではそんな事望んでいないのだけど、
大人や時代が子供達に求めていたのを知らず知らずのうちに受けとっていたんだと思います。

実に悲しい時代です。

私は以前にも話しましたが、小さい頃から髪の毛が少ない子供でした。
でも、そんな事も気に留めないくらい活発な子供でしたが
中学校になると思春期が訪れます。
周りの同級生はみんなオシャレや、髪型に興味を持つ年頃です。

私もみんなと同じようにオシャレや髪型を楽しみたい。

ですが、オシャレはできても肝心の「髪型」が決まらない。
と言うか決まるほどの「毛量」がない。

この生理的にどうしようもない「悩み」が私を追い詰めていきました。

以前、「性格の悪い幼馴染み」で話した幼馴染みが言った言葉です。

「俺がお前だったら、間違いなく自殺するね。」

悲しみよりも、よく人の痛みをこんなにも無視できる人間がいるものだと
怒りを感じた言葉です。

もちろん、この「薄毛」問題は他の子供達の標的になりました。

当時付き合っていた彼女と受験勉強の際、次第に遠ざけられ仕舞いには
汚いものを見るような眼差しで指を刺される始末でした。

受験勉強のストレスもみんなにはあったんだと思います。

そのストレスは私に向けられていきました。

「ハゲ」「ハゲデブ」「キモい」

机や黒板に私の名前や絵を描かれたりもしました。

受験のために通っていた塾の講師からも
「音屋の〜君、頭大丈夫?」と頭の上を指でなぞられた事もあります。

高校を過ぎた大人になった時にいち早く結婚した友人の二次会での事。
その友人の職場の人と楽しく話をしていると思ったら急にその人が
「なんでそんなにハゲてるの?全然話入ってこないわ!」なんてザラです。

仕事につき、真面目なプレゼン中も
「君の話は説得力があるんだけど、頭が気になってねぇ…。」とか。

10年付き合ってくれた元嫁の母親は陰口で私の事を
「おハゲちゃん」と呼んでいました。

何度も親に八つ当たりをした事もあります。
親だってそうなるように産んだわけでもないのは十分理解してますが、
やり場のない怒りと悲しみが生まれてしまいます。

「才能」や「特技」があっても「容姿」で弾かれてしまう事が本当に
腹立たしかった。でも、負けたくなかった。

これだけの理由だけではありませんが、本当に何度も人生を
「辞めよう」とした事があります。

でも、その度に「見えない何か」に助けられていました。

最初は「幻覚」や「幻聴」の類だと思い、
「やっぱり、俺も兄と同じ(精神異常者)なんだな。」とも思いましたが
その「見えない何か」は私が人生を「辞めよう」とする度に、「心」に
語ってきました。

「本当にこのままで終わるのかい?これから先は楽しくなっていくよ。」

抽象的な意味あいの言葉が頭の中を駆け回るんです。


本当に絶望してる人って、どこで死のうかって1日の予定に入ってるんです。

「あそこで首を吊ったらいいのかな。あそこから飛び降りれるかな。」とか。

自分が望んでいなくても、周りに追い詰められる人っているんです。
自分に自信が持てなくなって、自分が消えることしか考えれなくなるんです。

でも人にした「痛み」は必ずした人に返ってきます。
人の「痛み」が自分に返ってきて嘆いている人を何度も見てきました。

だから一番良いのは人に「痛み」を与えないという事。

「痛み」と言えば本当に抽象的な言い方ですけど、
「態度」や「言葉」、「暴力」や「無視」、様々です。

でも多分、普通の人でもわかると思うんですがそんな事をしている時の
「空気」って悪いのくらいはみんな感じられると思うんです。

だから「空気」が悪いと思ったら、やめればいいだけなんです。

やめられない人の方が「病気」なんです。

「人を呪わば穴二つ」ってコトワザがありますが、あれは
「人に悪い事をしたら、された人も死ぬけど、した方も死ぬから墓穴は
二つ用意しておきなさいね。」って言う意味なんです。

それこそ「人生の無駄」だと今では考えれるようになりました。

私の「薄毛」人生はもちろん現在も続いていますが、年相応に周りの連中も
「薄毛」に恐怖し始めてきています。
そう思えば、その「恐怖」に対しての免疫は断然私の方が持っていますよね。

自分と違う人の事を馬鹿にしない。
周りと同じじゃないから仲間にしない。
人と見た目が違うから相手にしない。

そんな「価値観」で生きている人は、これから先は本当に生きづらい世の中に
なって行くと思いますから覚悟して生きていって欲しいものです。

どうか、皆さんも周りに悩んでいる人や周りと馴染めない人がいたら
少しだけ「勇気」を持って優しく接してあげて下さい。
「良い行い」をしても必ず自分に返ってきますから、みんなが生きやすい
環境の「手伝い」をしてあげて下さい。



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