第45回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜ファイト編〜

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コラム
どこにでも「競争」したがる人や「マウント」を取ろうとする人はいます。

勿論、音楽の世界でも同じです。

全部が「競争」なのかもしれませんよね。

でも、疲れるんですよね。競争って。
なんか「誰の為に俺はこんなに誰かと競争させられてるんだろう」って。

作品の優劣をつける為に、第三者の意見やその審査員の好みで決定し、
受かった作品は世の中に発表される。
評価に値しない作品は日の目を見ず、埋もれていく。

今の世の中どうしても「競争」をしなくては需要や恩恵を受ける事は難しい
のだと思いますが、私はこの「競争」が酷く「嫌い」です。

自分の意思で「競争」に参加するならまだしも、
「無理やり」に参加させられても「良品」なんて生まれてきませんもん。

「負け犬」と呼んでいただいても一向に構いません。

私は私なりの「ペース」で勝負していますので。

急ぐことも嫌いですし、急がされることはもっと嫌いです。

今までの人生の大半「誰か」に急がされる人生だったのでもううんざりです。

多分、私のプライベートを知っている人は本当に「波瀾万丈」な人生だと
知っているはずです。

色々な経験をさせてもらって、今はっきりとわかる事があります。
本当に当たり前の事なんですけど、

「自分の人生なんだから、自分なりのペースで楽しんで生きろ。」って事。

色んな人達と「競争」もしました。
私は根本が「競争」が嫌いな人間ですので人に「マウント」をとった事も
ありませんし、これからもする気もありませんが本当に皆さん「マウント」が
大好きですよね?

自分が理性の無い、猿の仲間だって主張してるようなもんですよ。
「有性論者」(才能や知性が高い人間が生き残るべき考え方)思考が強いんで
しょうけど、誰しもがそんな人ばかりではありません。

それに案外「競争」の世界の答えって「競争」に本質や焦点があるんじゃない
と思うんです。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ。」って言葉、有名ですよね。

あれって「競争する相手」に対して言ってる言葉じゃなくて、
継続しようとする「自分の心」に対して言ってるんだと思います。

競い合うことはとても良い事だと思いますが、
心や身体が壊れるほど自分を追い詰めても疲れるだけだし、
その後の人生、誰も保証してくれませんしね。

家庭や勉強、仕事や人間関係も同じで、必要以上な「競争」は無駄です。

「競争」の本質は「自分自身の鍛錬」だと思うんです。
その鍛錬をした者同士が「鎬を削る」のが「競争」だと思うんです。

だから最初に大事な物は「自分がどうなって行きたいのか?」をよく考える事
だと思います。

負けても良い。生きてれば何度でも「チャンス」はやってくるもんです。

自分から見て相手の「鍛錬」が幼稚に見えてもバカにせず、むしろ今後の良き「競争相手」の育成だと思って励ましてあげた方が業界全体を盛り上げて行く
のではないかと考えています。

偉そうな事言ってますが、別に偉くないので言える事でもあります。

「競争」の本質と焦点を考え直す事で、見えてくる世界もあるって事を、
お伝えしたかったのだと思います。


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