N○K POPJAM出演の時の面白い小話最後です。
友人「I」君と本番前、大部屋から階段を降り一階の廊下で順番を待っていた時の話です。
「I」君が何気に壁のドアにもたれかかっていました。
I君:「あぁ、早く島谷ひとみ来ないかな〜。」
私:「俺も好きだわ。いい女って感じだよな。」
なんて言いながら出番を待っていました。
すると「I」君が寄りかかっていたドアが「ガチャガチャ」と開きました。
「I」君は突然開いたドアにバランスを崩し出てきた人にもたれかかってしまいました。
I君:「うぁあ、おっとっと。危ねぇ〜、すみませ…」
私:「あっ…。」
「I」君がもたれかかった相手。
私から見たら「I」君の後ろにそびえ立つ「ラオウ」のような形相。
身長は優に185cm以上ありました。
ラオウ:「あ?じゃねぇよ。誰だよお前?」
I君:「あ、すみません!わざとじゃ無いんです!すみません!」
ラオウ:「気をつけろよ、ったく。」
勿論、ドアなんかにもたれかかっていた「I」君が悪いんです。
でもそこが「楽屋」とは知らなかった。
よく見るとドアの脇に貼った控室の名前には…
『LIV(押尾学)様控室』の文字。
そう、「I」君は事もあろうか俳優の「押尾学」さんにもたれかかってしまった
んです。
私から見るとまるでギターを買ってもたらった子供とお父さんのような構図。
記念にパチリ!
本番前だからなのか、いつもそうなのかは知りませんが
あんなに「ラオウ」のような形相の人は見た事ありませんでした。
当時は「押尾学」さんはテレビに映画にも引っ張りだこの俳優さん。
きっと疲れていたんでしょうね。
その後の彼の「色々」は皆さんもご存知だと思いますが
マジであの「形相」は忘れられませんね。
I君:「マジで死ぬかと思ったわ。」
私:「メチャクチャ怖かったな!」
当時も普通のライヴとかでも何度か危ない目に遭っていましたが、大体は地元のヤンキーあがりがイキがって喧嘩を売ってくる類のもんなんです。
そういう輩は大体女にいい所見せようってギャンギャン吠える系です。
でもその時は、何かある意味の「本物」に遭ってしまったって感じでした。
あれがあの場所じゃなかったらと思うとゾッとします。
喧嘩慣れしてるって感じ。絶対この人強いわって感じです。
皆さんも壁にもたれる時はお気をつけて下さいね!
音屋のkatsu