第41回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜音楽番組編①〜

記事
コラム
映像系には何度か出演した事がありますけど、大きなものでは
「N○K POPJAM」って番組に一度バックサポートとして出演した経験があります。

ま、「棚ぼた」的な経緯で出演したんですけど
面白かったんでその時の小話を少し。

お話をいただいたのは21歳だったと思います。
当時、お世話になっていた音楽関係者さんから
「今度POPJAMがここに来るから、お前でろ。」の一言。
「はい?」
「一週間後だから、この曲覚えておいて。」
「はい〜?」
「ギャラは出来次第な。」
みたいな感じで決定。
友人「I」君がギター、私がドラムで出演となりました。

曲に関しては言えませんが、当時流行った芸人さんの持ち曲ナンバーでした。

後から聞いた話ですが、本当は当時地元からメジャーデビューしたバンドが
バックサポートとして出演する予定が本番一週間前にドタキャン。
それで「白羽の矢」が立ったのが私と「I」君でした。

前日までに2回(2時間程)練習し、あれよあれよ言う間に本番の日。

地元で一番大きいコンサート会場での公開収録。
お客は約3,000人。

何度もライヴ経験はありましたがこれほど大きい会場での演奏はありません。
当然、ど緊張。

収録本番前、ステージ脇の袖で待機している時でした。

私:「あれ、この曲ってどんな曲だっけ?」
I君:「えっ?どうした?」
私:「全然、思い出せない。」
I君:「おいおい、マジかよ?最初は2カウントから入って…。」
私:「あ、あぁそうだったっけ?」

慣れない音楽番組への出演も相まってか、私は頭が真っ白になっていました。
それと同時に不思議と緊張感もなくなっていきました。

「まぁ、なんとかなるべ?」

何故か、心の中でそんな感じでいざ本番!

曲はカラオケバージョンでそれに合わせるといった感じ。

ですが、その「カラオケ」には冒頭のドンカマ(クリック)が入っておらず、
いきなりの演奏開始!


演奏した記憶は殆どありませんが、証拠となるVTRでは確かに演奏している。
しかも、滅多にしないヘッドバンキングやオーバーモーション(大袈裟に見せる演奏方法)などめっちゃノリノリ!

演奏終了後、共演した芸人さんから
「いや〜、盛り上がったよ!助かったよ。ありがとうね!」と称賛の握手。

N○Kの番組スタッフさん達からも
「お疲れ様でした!メイン以上に目立ってましたよ!」なんて言われる始末。

本当に記憶がない。

本当にあったある意味怖いお話でした。

追伸
この当時のギャラはいまだに支払われておりません(笑)
確か代わりにチャーシューメンがギャラの代わりだと記憶しております。


音屋のkatsu
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す