第26回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜幼馴染み編①〜

記事
コラム
こんにちは。音屋の〜です。

毎日ブログも少しづつですが、様々な方に読まれ始めている事をこの場を
借りまして感謝いたします。
相変わらず、本業(作曲・編曲)等の依頼はありませんが諦めませんので、
「ゴキジェット」を掛けられた「ゴキブリ」の様にジタバタ生き恥を晒して
参りますのでお付き合いくださればと思います!

今回のテーマは「幼馴染み」です。
今回も「クセの強い」キャラが登場しますのでお楽しみ下さい!


二度目の上京の「決め手」は3つありました。

1つ:「プロミュージシャン」の紹介
2つ:「先輩」からのお誘い
3つ:「幼馴染み」の居候してもいい話

今回はこの3つ目の「幼馴染み」の「R」との同居生活についてお話しします。

「R」は「保育園」の頃から、小・中・高校と一緒でした。
小さい頃から「R」は「美少年」で周りの女子が黙る日が無いくらいモテ男。
(ちなみにお父さんは和製『ジェームス・ディーン』)
バレンタインデーには30〜40個のチョコをもらうのが当たり前。
私はいつからか、彼の「弁当の漬物」的な存在になっていました。

周りに近づく女子のほとんどは「R」目当てで私に頼んできます。

私も自然と慣れていき、「事務局」的な立ち位置で適当にやっていました。

しかし、コイツと来たらとんでもないくらいの「ワガママおぼっちゃま」
しかも性格は「最悪」いや「最凶」です。

高校に入ると、「寝坊するから迎えに来て起こして。」と目覚まし代わり。

就職の時も、職安で適当に選んだ仕事をしたく無いからと言う理由で
「辞退する電話かけてくんない?」とアポインター代わり。

小学校の時、何故か「お小遣い」で貰ったお金の「おつり」を
川に捨てているんです。だから私は…

私:「川に捨てるくらいなら俺にちょうだいよ?」
と言うと…

R:「お前にあげるくらいなら、川に捨てるよ。」
と言う始末。

他にも数え切れないくらい「お世話」してあげていました。
「やってもらって当たり前」なんです、この人。
「ありがとう」や「ごめんなさい」なんて言葉、聞いたことがありません。


案の定、この「居候」の提案にも裏がありました。

当時、「R」はブラブラとしており行き着いた先は神奈川県の川崎市。
そこで「契約社員」として川崎の埠頭にあるタイヤ工場で働いていました。

夏休み休暇に入り、地元に帰ってきた時に私と遊びに行った時です。

R:「またバンドやりテェんなら
   部屋二つあるから、金貯まるまでいていいよ。」
私:「え?まじで!?助かるわ〜!」

「宝くじ」よりも出る回数の少ない「R」の「優しさ」
だが、これが不味かった…。

「R」が行った「部屋二つあるから」は
玄関・台所の部屋と六畳の「一間」の事を言っていました。
つまりは、「1K」です。

奴の「語彙力」の無さを考慮に入れてなかった私が悪いんです!

今のようにスマホで部屋を撮影などできればこんな事にはなりませんが、
約20年前の話です。
ガラケーに目の荒いカメラがようやく付いている様な時代。

着いてから早速「R」に突っ込む私。

私:「おい!ここ、1Kじゃねぇかよ!どうすりゃ部屋が二つあるんだよ!」
R:「あ、ここの間取り『1K』って言うんだ。ふ〜ん。ま、いいべ?」


こんな感じで「居候生活」が始まるのでした。


音屋のkatsu



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す