「伝説の女」ついに完結でございます!
ここまでお付き合いいただきまして誠にありがとうございます!
ではラスト、「〜伝説の女〜後編」スタートです!
前回の「合コン」と言う名の「妖怪百鬼夜行」も終わった翌週の休み。
「プルルルルるるるるる、プルルルルるるるるr〜」
電話が鳴ります。
私:「はい、〇〇です。」
電話の主:「あ、もしもし〜。アタシ〜。」
私:「あ、はい。『M』さん、どうも〜お世話してます〜。」
M:「ちょっと〜、何よ〜その対応〜?あのさ、今暇〜?」
私:「んん。暇だけど、暇じゃない。んじゃ!」
M:「いや〜ちょっと待って!待って〜!
…あのさ、今からそっち、…行ってもいいかな?」
私の心の声:「へっ!?何?この展開〜っ!どう言う事ですか〜!?」
私:「あ、あぁ別にいいけど。何の用?」
M:「行ってからのお楽しみ〜!んじゃ、待ってて!」
ガチャ…。
私の心の声:「何だなんだ〜!?やっぱりあれか?あの後にやっぱり俺の
良さに気がついてまた付き合いたいとか言うのか〜!?」
↑(どうしようもないバカ野郎)
それから暫くすると「M」がウチに来ました。
M:「来ちゃった!へぇ、おウチ新しくなったんだぁ。良いねぇ!」
私:「あ、あぁ。まぁな。…俺の部屋上だから、…あがれよ。」
M:「んじゃ、お邪魔しま〜す!」
部屋に入るなり「M」からこんな言葉が。
M:「ちょっと、電話貸してくんない?」
私:「あ、あぁ良いけど。」
M:「…あのさ、ちょっと部屋から出ててくんない?」
私:「えっ?あ、あぁ分かった。」
何が始まるんでしょうねぇ〜!
ワクワクしますねぇ〜!
M:「あ、ドアも閉めてね!」
私:「あ、はいは〜い!」
ガチャり。
私の耳は「全集中の呼吸」でドアの向こう側の「M」の声に集中します。
…ん?どこかに電話を掛けている様子。
全集中!一の型『壁に耳あり、障子にメアリー』!!
M:「あっ、もしもし。私、…覚えてる?」
電話の先主:「・・・・・・・(流石に聞こえない!)」
M:「そう、この前会った『M』です。覚えてくれてて嬉しい〜!
あのね…。私…。」
ん?なんだ、何だこの展開は〜?思ってたのと違うぞ〜!
M:「私、YM君の事が好きです!よかったら付き合って下さい!」
ドアの向こうの私:「ズぺぺぺぺぺぺ〜!!」
電話のYM:「・・・・・・・(聞こえない!)」
M:「うん、うん。あっ、そう。うん、うんうん。いいの。分かった。
ありがとう!それじゃあね!またライヴ行くから〜!んじゃ!」
なんと「M」は別れた男の家に来て、友人が付き合いたいと言っていた
YMに友人を先置いて、私の家の電話を使って「告白」をし始めたんです!
これって普通ですか?
いやいやいやいや、普通じゃないよ絶対!
電話が終わると
M:「あ、終わった〜。入って来て良いよ〜。」
なんて、私の部屋なのに私に許可を下してきます。
私:「失礼します!」
M:「…聞いてたんでしょ?」
私:「んまぁ、ドア一枚だからな。聞こえてくるわな?んで、何だって?」
M:「え?まぁ、彼女いるから無理だって〜!」
私:「はぁ。んで、なんでオレんち?」
M:「だって〜、アンタんち新しくなたって聞いたから来てみたかったの。」
私:「んで告白も・・・。」
M:「うん。ついでにいいかなぁって!」
流石の私も「憤怒」が表情に現れて来ました。
私:「…これでお前の『約束』は全部叶えたって事でいいんだよな?」
M:「え?何?怒ってんの?何で〜?ウケる〜〜!
ねぇ、昔みたいに『ぷよぷよ』しようよ!」
私:「俺何か疲れたから寝るわ。一人でやんなよ。適当に帰っていいから。」
M:「は〜い!」
そんな調子で「ふて寝」に入る私のそばで
ヤツはお構いなしにお得意の「ぷよぷよ」を1Pプレイ。
多分一時間くらいしてからでしょうか、
M:「私、帰るね!んじゃ、ありがとうね!バイバーイ!」
私:寝たふり
何だったんでしょう。
何をしたかったんでしょう、この女。
本当にとてつもなく性格のできた女だよ、お前は。
今後、世界が「北斗の拳」のような世界になっても君は絶対に生き延びれる
タイプだと私は信じてるよ!
追い討ちに最後。
数年前、SNSをし始めた時一瞬だけこう表示されました。
「もしかして〇〇さんはお知り合いではないでしょうか?」と。
そこに映ったアイコンにはヤツそっくりな子供が3人、カメラを覗くような
ポーズで写っているアイコンでした。
どんだけ、遺伝子つえぇんだよ!全員そっくりじゃねぇか!?
あの脂ギッシュネルシャツとデキ婚か!?
はいはい、お幸せに〜!!
おしまい
音屋のkatsu