第23回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜伝説の女〜中編

記事
コラム
中学の時に初めて付き合った元カノ「M」。

それは「人間」の形はしているが「人ならざる者」であった(笑)
今日はその「伝説の女『M』」の無茶振りな願い事の続きです。

前回の突然の電話からの突然の「願い事」を何故か叶えるべく動き出す事に。

「M」の要求は…
・同じクラスで人気バンドのボーカル「YM」君を召喚
・同時に幼馴染みのイケメン「R」を召喚
・手札にこの二枚が揃ったら発動イベント「合コン」を開催!
・「M」と「大地真央似」の二人が合流!
・そして四人でデートからの合コ〜〜〜〜ン!
・全部「M」のターン!

って、何じゃいそりゃ〜〜〜!!!!
俺は!?俺いねぇ〜し!(笑)

ま、そんな感じでセッティング終了。(したんか〜い!)

駅前で待ち合わせ、ザワザワとくる「M」とその友人の自称「大地真央似」。
「きゃ〜、本物〜!嬉しい〜!」なんてほざく二人。
褒められてまんざらでもないイケメン二人。
駅前のハンバーガーショップで戯れる四人。

その席を見守るように端っこに座りフテ腐れながらハンバーガーを喰らう私。

私の心の声:「何が『大地真央』だよ?『大地康雄』の間違いじゃねぇのか!
       目腐ってんじゃねぇのか!?『大地』違いだぞ!ったくよ。」

M:「…えぇ!YM君って本当にウチの高校で人気あるんだよぉ〜…。」
大地康雄:「そうそう!本当に会えるなんて嬉しい〜!Mのおかげだよ〜!」
私の心の声:「おいおいおい!そこは俺じゃねぇのかよ!」
大地康雄:「私〜、バンドマンってすごく憧れちゃうんだよねぇ〜…。」
YM:「いやぁ、そっちの学校にもファンいてくれるんだね〜。嬉しいよ!」
R:「あ、すいませ〜ん。ポテトおかわり〜。」

もう、そこからは定番の質問テンプレートの嵐。

「彼女はいるのか〜」とか。
「どんな子がタイプ〜」んだとか。

まぁ、あれっすわ。あれ。ね?色々でさぁね〜。

ひとしきりの「合コン?」が終わり、お互いの連絡先の交換を済ませ
その日は解散。


その直後、セッティングした私に詰め寄る友人「YM」と「R」。

「おい!全然『大地真央』じゃねぇぞ!あれじゃ『大地康雄』だぞ!
 お前が可愛いからって来てやったんだぞ!?なんだよあれ?ざけんなよ!」
なんてお叱りを受ける始末。

YM:「お前の元カノ頭良すぎてネジどっかはすれてんじゃねぇのか!?」

ごもっともでございます。
私も同様の考えであります。

大変申し訳ございませんでした。
地元でも有名なイケメンお二人の貴重なお時間をいただいたのにも関わらず、
あのような「妖怪百鬼夜行」にお付き合いいただく事とは…。

兎にも角にも、私の「約束」は叶えました。


が、しかし…。


伝説の女の行動はここからが本領を発揮するのです!

ではまた次回!


音屋のkatsu




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