前にお話しした中学の時に付き合っていたヤツ・・・。
そう、あの「伝説の女」の話は忘れたくても忘れられませんね。
時は遡り、高校一年生の秋。
私は中学の時の陰鬱な時代を乗り越え、高校生活を謳歌している最中でした。
とある休みの日。
鼻歌なんかしながら新築にした実家の自分の部屋を掃除していた時です。
「プルルルルるるる、プルルウルルるる」
電話が鳴りました。(家電)
私:「あ、はい〇〇ですけど。」←(時代だねぇ)
電話の主:「あ、もしもし。私。・・・覚えてる?」
私の心の声:「ん?誰だっけ?あの子じゃないし…あの子でもないなぁ…。」
電話の主:「そうだよね、もう忘れたよね?あんな感じで別れたんだもん、
覚えてないよね?」
私:「!?・・・あ、いや。覚えてるよ。『M』…だろ?」
電話の主:「えっ?覚えてくれてたの!?わぁ、嬉しいぃ!」
私の心の声:「えっ?なんでM?なんで今更M!?」
M:「あのね、音屋〜(いちお偽名)さ、前に約束したの覚えてる?」
私の心の声:「ん?約束?なんだそれ!ってかお前後半シカトしてたじゃね〜
かよ?汚ねぇもん見るような顔で見下しやがって!」
M:「んもう!忘れたの?約束?」
私:「ん、んん。俺、何約束したっけ?」
M:「約束したよ!付き合ったお礼に何か一つ願い事叶えてやるって、言って
たじゃん!昔さぁ?」
私:「…あ、あぁ。そういえばしたな。そんな約束…。」
M:「だ・か・ら〜、その約束叶えて欲しいの!」
私の心の声:「はっ!も、もしかしてこれって!?また付き合いたいって事を
遠回しで言ってんのかぁ〜!!!??」
↑(本当のバカ)
私:「お、おうよ〜!俺に出来る事で叶えられる願いならいいよ〜!」
M:「んじゃぁ〜さぁ〜…。」
「M」の願い事を叶える為にした事。
それは…、「合コン」でした!?
M:「私の高校の友達に、『大地真央』そっくりな綺麗な子がいてね。
その子が、アンタの学校の『YM』君のファンでさぁ。
合コン開いて欲しいって言われたの!それでアンタが同じ学校なの
知ってたからお願いしてみてってしつこくてさぁ〜?」
私:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
シ〜ン。
M:「ちょっと〜!聞いてんの〜?」
私:「あ、あぁ聞いてると思うよ。・・・・んで?」
M:「だからぁ、約束使ってなかったからお願いしてるの。ねぇ、YM君に
聞いてみてよ!あ、あとR君にも声掛けといて!んじゃ!」
私:「お、おい〜ちょ、ちょ待てよ〜!」
電話:「ぷ〜、PU〜、プ〜、ぷぅ〜」
「最後のお願い」を叶えるハメになってしまった音屋少年…。
いやはや、この先に地獄がチラホラ見えて来そうです。
この続きはまた次回に!
音屋のkatsu