境界性パーソナリティー妻との外出先でのトラブル(電車編)

記事
コラム

0か100かの極端な人間関係


境界性パーソナリティーの方の特徴として、
対人関係に大きなストレスを感じることが挙げられます。

対人関係が非常に不安定なのです。

私の妻の場合は、他人に対して、
「相手からどう思われているんだろう?」と非常に不安に思っているようでした。

他人の取ったささいな行動・発言も
「なんてことをする(言う)んだ!あの人は私にとても大きな被害をもたらしてくるに違いない」というような感情を抱くことが多いです。

敵か味方か。白か黒か。0か100か。
「境界性」という名のとおり、他人に対する感情が、ある境界線を超えると180度変わります。
そして、その境界線は、非常に見えにくく、私たちにとってはとてもささいな事柄によって、いとも簡単に超えられてしまうものなのです。

電車内でのエピソード

私と妻が出会って間もないころは、
外出すると必ず何かしらのトラブルが生じていました。

次のエピソードをご紹介します。

ある日、妻と電車で外出していたところ、
電車の中で他人の荷物が少しぶつかりました。

⇨相手が攻撃してきたと強く思い込み、猛烈な不安に襲われる。

⇨パートナーである僕に「今、あの人の荷物がぶつかった」と伝えてくる。

ここで、適切な対応が取れなければ電車を降りた後か家に帰った後、確実に「こきおろし」が発生します。

※「こきおろし」とは、境界性パーソナリティの症状の1つです。普段は「理想化」された密接な関係のパートナーや友人、家族に対し、感情を爆発させながら長時間の叱責、罵倒を行い人間性を否定します。不安感の裏返しです。


※1番やってはいけない対応=「大丈夫?」

ここでの適切な対応は、
平然と「大丈夫?」と声をかけることではありません。

大丈夫じゃないから助けを求めています。

境界性パーソナリティの人の頭の中はおそらく猛烈な不安感でおかしくなりそうなのでしょう。

そのように余裕が全くない状態で、助けを求めた相手に「大丈夫?」などと軽々しく他人事のように返答された…。

この後どうなるかは、ご想像のとおりです。


相手を思いやる気持ちが伝わる適切な返答は?


では、どのように返答、対応することが正解なのでしょうか?

必ずしもこうすれば絶対に大丈夫だ!という答えはありません。

しかし、「大丈夫?」よりもずっと安心感を与えてあげられる対応があります。

具体的な対応の仕方が気になる方、
どう対応していいかわからない方、
激しい感情を受け止めきれず疲れてしまった方、
どんなささいなことでもしっかりとお聴きします。
ぜひお問い合わせください。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す