みなさんお疲れ様です~
血圧→循環器ときまして
今回のお題は脳血管疾患です
脳卒中って聞いたことありますかね?
大きく分けて2種類です
血管が詰まる(梗塞)タイプと
血管が破れる(出血)するタイプです
⑴脳梗塞
心筋梗塞と同じで
脳の血管が詰まってしまうことです
これには大まかに分けて3タイプあります
ⅰ:ラクナ梗塞
脳の特に細い血管が詰まる
ⅱ:アテローム性脳梗塞
高コレステロール→動脈硬化が
主たる要因です
ⅲ:心原性脳塞栓症
心臓から血栓が飛んで起こるものです
「心房細動」という不整脈をお持ちの方に
起こりやすい脳梗塞です
⑵脳出血
これに深く関わるのは高血圧です
脳の血管(動脈壁)を破る必要がありますからね
出血には脳出血とクモ膜下出血があります
何が違うのかっていうと
クモ膜下出血はその名の通り
脳にある「クモ膜」という部分の下(クモ膜下)という
部分で出血が起こります
要因として動脈瘤(どうみゃくりゅう)や
動静脈奇形が関係しています
一般的な出血やら血栓なんかは
生活習慣などの積み重ねにより
高齢での発症が多いですが
「奇形」が関係しているため
クモ膜下出血は青年期~高齢期まで様々です
脳梗塞や脳出血が起こると
程度の差はありますが麻痺や高次機能障害
失語などが出現します
麻痺は手足がこわばり固まってしまう(痙縮と言いますが)
高次機能障害は・・・
う~ん例えば
・性格や人格が変わる(怒りっぽくなるなど)
・物の使い方が分からなくなる
(スプーンと理解できるが使えないなど)
・左右や自分の手足が分からなくなる
とかがありますかね
失語についてはまた今度書きましょうかね
いきなり家族や知人がそうなったら
とても戸惑ってしまいますよね
性格が変わってしまって
怒りっぽくなって、物を投げてきたり
便まで投げてくる人もいれば
言葉がうまく出せないけど
頑張って伝えようとしてくれる人とか
ほんとうに色々です
話を戻しますね
そういった麻痺やらが出現しますが
クモ膜下出血はあくまで脳そのものから
出血しているわけではないので
麻痺は基本的にはありません
しかし・・・
10日前後で三分の一の症例に
再発が起こるとされています
しかも・・・
死亡率は30%以上にのぼります
リハビリでは麻痺に対して
関節を動かす運動や、
装具などを使用して歩行練習を行います
もちろん起き上がりの練習や
車椅子へ乗り移る練習もします
さて、脳血管疾患については
簡単にこんな感じでしょうか
次回は「糖尿病」ですね
糖尿病については書くことが
特にたくさんあります(笑)
次回からは糖尿病関係のお話が
続くかもしれません
みなさんの周りでも
家族や友人が急に倒れることが
あるかもしれません
一命をとりとめたとしても
自分の知っている人じゃ
なくなっているかもしれません
生活習慣の見直しや
定期的な健康診断など
ぜひしてみてくださいね
ではでは~