コラム61 暇

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 暇な自分が怖いです。今は一応平日9時から17時の勤務を行なっていますが、どうしてもやらなければいけないことが常にあるわけではなく、外来の患者さんが少ない日、検査が少ない日、入院患者さんが少ない日、学会発表を控えてない時などはやることがなくなります。2時間くらい急に暇になると何をしたものかと考えてしまします。もちろん医学書を読んだり、筋トレをするような外出が認められたり、早退したりできればいいのですが、なんとなく時間を持て余すような場面があると、どうしたものかと考えてしまうことがあります。 
 最近よく「人生=時間である」という言葉を耳にします。なので、40代となってからというもの色々なことで時間を大切にしようと努力するようになりました。残業をできるだけ減らし、多くの友人と食事をしたり、運動をしたりということを心がけています。その反動で予定を多く詰め込んでいるため、逆に急に生じた暇な時間をうまく使えなくなっている自分に気がつきました。予期せず暇になってしまうとなんとなく焦ってしまいやらなければならないことを探します。でもやることは有意義でなければなりません。自分にとって今本を読むのが有意義なのか、早退を申し出て筋トレをするのが有意義なのか、YouTubeで投資の情報を得るのが有意義なのかまず判断するのが必要になります。その判断を怠けているとあっという間に時間が過ぎて後悔します。暇が続くと後悔の連続ということも多く、より自己嫌悪に陥っていく可能性があるのです。ですから暇が嫌いです。
 予定を詰め込むことは疲れます。疲れますが、元々決まった予定は行動しやすく、やるかやらないかの判断を直前でする必要がなく、予定をこなすと達成感があるので個人的には予定がある日々の方が好きなのかもしれません。でも週に一回も予定がない暇な日がないと、それもそれでうんざりした気分になることが当然あります。どうすれば暇な時間に自己嫌悪に陥らなくて済むのかを考えましたが、やはり暇になったらやるべき事をちゃんと練っておくことくらいでしょうか?このコラムを書きながら分かってきたことは多分暇になってから考えるのでは遅いということです。その時の判断にエネルギーを費やしてしまい、やるべきことを考えている間に脳が疲れてしまいます。自分が暇になった場合の対策を予め綿密に練って生活してみたいと思いました。自分にとって大切な暇になったらやるべき事とはなんでしょうか?それが1時間くらいであればやはり読書、半日くらいあれば外出やランニング、筋トレなどの気分転換、一日あれば小旅行などでしょうか?文章を書いているとよく見えてきました。自分のモヤモヤを文字に起こすことの大切さを今実感しています。なるほど、今後暇を持て余す前に、予期せぬ暇が出現した際のやるべき事リストを作成してみようと思います。そうすれば即座に行動に移せるのではないでしょうか。取り留めもない文章でしたが自分にとっては大変有意義なコラムとなりました。

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