惜しまれる引退

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プロ野球では、今年も多くの選手がユニフォームを脱ぎます。阪神タイガースの糸井選手。中日ドラゴンズの福留選手。オリックスバッファローズの能見投手。西武ライオンズの内海投手。まだ、はっきりしませんが、広島カープの長野選手やヤクルトスワローズの内川選手、ドラゴンズの平田選手、ソフトバンクホークスの松田選手にも、引退の噂がささやかれているようです。
昨日、東京ドームで行われたジャイアンツ対阪神の試合は、今年、阪神が東京ドームでジャイアンツと戦う最後の試合でした。試合後、阪神ナインが、東京ドームへ応援に駆けつけてくれた阪神ファンに対しお礼の挨拶を行いました。その後、糸井選手が一人でナインの前に出て球場全体に手を振りました。ジャイアンツファンからも糸井コールが巻き起こりました。糸井選手は、たぐいまれない筋力を誇り「超人」と呼ばれ、プロ野球ファンに愛されている証だと感じました。
さて、私はジャイアンツが好きなので、ジャイアンツで衝撃的だった引退劇を振り返ってみます。
まず、江川投手。引退時も成績は悪くなかったと思いますが、シーズン終盤でヤクルトの小早川選手にホームランを打たれ、限界を感じたとの記者会見がありました。中畑選手はレギュラーを他の選手に奪われていましたが、晩年も代打でホームランを打つなど、まだ力はあったと感じました。桑田投手は、突然、アメリカに行っていまいました。あの時は球団との確執が噂されたと記憶しています。彼がジャイアンツのピッチングコーチを引き受けたのも不思議な感覚になりました。不思議といえば、斉藤投手の引退のときも不思議な感覚を覚えました。彼は並外れた体力の持ち主で、おそらく200勝までは投げられるだろうと推察しながら応援していたのですが、彼の退団も突然でした。阿部選手は、引退間際までホームランを打っていましたが、後世に道を譲られたのだと思います。引退する数年前、年上の大道選手が活躍されたときに「バット短く息長く」という言葉を使って先輩を称賛していたことがありました。その後、自らもバットを短く持つようになりました。高橋由伸選手は、引退するときも中心選手として活躍中だったのですが、おそらく次期監督を押し付けられ、やむを得ず引退したのだと感じています。そして、大リーグでも活躍した松井選手。日本球界に復帰するものと思っていましたが、もがくことなくバットを置きました。
ジャイアンツのこれらの選手には、生え抜きという共通点があります。そこに何かが隠されているように思います。
また、FAのプロテクトから外れ、他の球団へ移籍となった内海投手と長野選手には、ジャイアンツに対する悔しい思いがあるだろうなと感じます。かつて、ジャイアンツから他の球団へ移籍した小林投手、西本投手、川相選手は、ジャイアンツへの怒りを表していたことが思い出されます。このうち川相選手は、現在、ジャイアンツの3軍監督を務めています。桑田投手同様、何かが隠されているように思います。
無事是名馬という言葉が好きです。現在も活躍されているヤクルトの石川投手や引退された中日の山本投手。サッカー界で言えば三浦知良選手や小野伸二選手。彼らは不屈の精神で度重なるケガに打ち勝ち、今も現役で活躍されています。ゴン中山選手も最後までケガに苦しみながらファンを魅了してくれました。人間ですから、無事なんかじゃいられないですよね。
ジャイアンツからも名馬ライスシャワーのように息長く活躍される選手を輩出して欲しいと願ってやみません。もがき苦しむ選手を息長く応援したいと思っております。


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