皆さんよくご存じと思いますが、
アラビアのロレンスという
実話に基づいた映画があるのですね。
その映画のロレンスさんが、あるアラブの部族長に
「お前は召使なのか?」と尋ねるシーンがあるのです。
もちろん部族長さんは「違う!」と怒るのですね。
なにしろ部族長ですから。怒るのです。
それでも、ロレンスさんは
「貴方は(オスマン)トルコから金を貰っているのか?
貰っているだろう?金を貰っている以上、君はただの召使だ!」
そう、その部族長さんを煽ります。
さらに怒った部族長さんは、トルコに敵対するアラブの連合に加わり、
トルコにゲリラ戦を起こしていくのですね。
ちょっと曖昧な記憶ですが、そんなシーンだったと思うのですけどね。
さて、何が言いたいのかと言いますと。
その部族長さんもね。今風の中途半端なサラリーマン気質だったら
「いやね。確かに金をもらっているけど、
僕も生活もあるし、家族もいるのでね。
自分の都合だけでは動けないのですよねぇ」
なんて、事を言っていたならば・・・・・
何も世の中は変わらず、映画にもならなんだかな?と。
いや、きっと他の人が台頭してきて結局、時代は変わったでしょうね。
この中途半端サラリーマンな部族長さんがカットされるだけですね。
他人の記憶や歴史の記録から、
単純にカットされているだけかもしれませんねぇ。