お盆になったら思う、先延ばしにできないこと

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コラム
5年ほど前に兄の奥さんが亡くなりました

うちのお墓は車で2時間以上かかる実家があった田舎町にあります

父親が亡くなったときに母親が兄の名義で建てたものでした

母は諸事情で私の家族と暮らしていました
母が亡くなったときは当然そのお墓に入りました

そして、5年前義姉が突然亡くなったとき
私も兄も当然、そのお墓に義姉も入るのだと
思っていました

ところが、住職は
同じお墓に入れるということは
「分家となるので新しい檀家扱いになる」
と言うのです

「兄名義の墓ですよ」
「弟である私が入るときに分家扱いなのでは?」
と言いましたが
住職は聞く耳を持ちません

この時はこれ以上反論して
葬儀ができなることは避けた方が良いという判断になりました

しかし、それは
入檀料や年会費などを払え
ということにもなるのです

葬儀費用に関しても
「お布施は決まった金額はありません」
と、言いつつ
「だいたい、皆さんこのくらいです」
と提示されます

人が亡くなると葬儀の手配から、お寺の手配
親戚への連絡、写真選び、宿泊人数の確認、食事の手配等
全ての出来事が時間に追われ
じっくり考える余裕を与えません

葬儀会社の担当者は
流れ作業のようにファイルのページをめくりながら
「みなさん、このようにされますよ」
と言ってきます
費用を抑えたいと言える雰囲気ではなくなります

結局、義姉も同じお墓には入ることになりました

このことをきっかけに
墓とは?
檀家とは?
を考えるようになりました

仮に私があの世へ行ったとしても
家族がこの墓に私を入れてくれるとは思えず
もし、先に妻が逝っても
入れる気はなくなりました

散骨、樹木葬、宇宙葬
さまざまな葬送の時代です

先延ばしにはできないとは分かっていても
また、先延ばしにしています










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