【融資申込者必見】公庫の借入申込書のチェックポイント!

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日本政策金融公庫に融資を申し込む際には、必ず「借入申込書」を作成します。
借入申込書に関する注意点を書き方を中心に見ていきましょう。

1.借入申込書に記入する際の注意点

日本政策金融公庫の所定のフォーマットに記入します。
正しいフォーマットに記入できるよう、必ず日本政策金融公庫のWEBサイトからダウンロードして使用します。
誰かから譲り受けたり、インターネット上の他のサイトからダウンロードすると、旧版を使用してしまう恐れがあります。
また、注意書きもしっかり読んでください。
この借入申込書については、「表面および裏面を両面印刷、または2枚とも出力の上、提出してください。」と書かれています。
記入するのは表面だけだからと、うっかり表面だけにすることのないようにしましょう。

(1)お申込人名-印鑑に注意

お申込人名に、押印する必要がありますが、この印鑑は印鑑登録されているものを使用します。
手続きの流れの中で印鑑証明書も提出しますから、印鑑証明書と一致しなければなりません。
間違って、銀行印や、認印を使わないようにしましょう。
個人事業主、法人どちらも同じく、印鑑証明書と同じ印鑑で押印してください。
法人の場合、法人名はゴム印でも良いことになっています。
ただ、氏名は必ず自筆すべきことになっていますので、注意してください。
もちろん、個人事業主の氏名も、法人代表者名も同じです。
性別や生年月日も忘れずに該当するところには○をつけ、数字は算用数字で記入します。

(2)お申込金額

ここで記入する金額は、創業計画書に記入した金額と同じ金額になります。
ただ、ここに記入した金額より実際に決定した借入金額は減少することがあります。

(3)お借入希望日

ここは、あくまでも希望日になります。
目安として面接日程の2週間から3週間先の日付を記入します。
いくら、お金がすぐに必要だとしてもここに、1週間以内の日数を書いたりすることの内容にしてください。
日本政策金融公庫の審査制度では。申し込んでから融資を受けるまでに21日程度かかるものです。
また、融資の申込みが殺到している時期であれば3週間以上かかることもあることを念頭に、時間に余裕を持っておいてください。
面接日が確定していない場合は、借入申込書の提出日から3週間後以降の日付を記入します。

(4)ご希望の返済期間(元金据置期間を含みます。)

返済期間は、毎月いくら返済できるかを考えながら何年とするか検討して記入します。
その際、制度の上限の年限以内となるようにしてください。
据置期間は、6カ月程度までにしておくと良いでしょう。
創業時で、入金までに時間がかかるような業種であれば、据置期間を長く設定しておきます。
据置期間は返済開始からその期間、利息のみの支払いとなりますので、資金繰りに余裕ができます。
あくまでも元本の据置期間ということですから気を付けてください。
この期間を長くすると、創業時の資金繰りは楽になりますが、利息分の支払額が大きくなります。
ですから、ご自身の事業にとって、もっと適正な据置期間を設定してください。

事業を成長させていくには、継続して融資を受けていく方が良い場合も当然あります。
日本政策金融公庫は低金利なので、金額はなるべく大きく、返済期間はなるべく長くしておくことが良いでしょう。レバレッジをかけて事業を成長させることもできます。
また、事業を行っていく上では何が起こるか分かりません。
そこに備えて、金融機関と資金リスクを分け合うことができます。

(5)資金のお使いみち(運転資金・設備資金)

ここは、運転資金と設備資金の希望額と、それぞれの使いみちの該当項目に○をつけます。
創業計画書と同じ内容になります。
分からない場合は、記入していなくても問題ありません。
公庫の担当者が記入してくれます。

(6)その他

その他の欄については、記載例も書式のダウンロードページに記載例もありますので、記載例を見ながら記入します。
公庫の担当者との面談時に相談しながら記入することもできますし、間違いがあれば、訂正してくれます。
そのため、訂正があても良いように、印鑑(印鑑証明書と同じもの)を持参しておきます。
それから、最近は消せるボールペンを日常的に使われている方も多いですが、こういった書類では、消せる筆記用具を使ってはいけません。
うっかり使ってしまうことのないように注意しましょう。

2.日本政策金融公庫で金利を安くするための方法

日本政策金融公庫で融資を受ける際に、認定支援機関を経由して融資を受けると、より有利な条件で融資を受けることができます。
これは、中小企業経営力強化資金という制度を利用する方法になります。
詳細は中小企業庁のWEBサイトで確認することができますし、認定支援機関の一覧もこちらにあります。
この制度を利用するメリットは、無担保、無保証人である上に、金利も安くなります。
また、認定支援機関のお墨付きを得ることで融資が通る可能性も高くなります。
そのため、日本政策金融公庫で融資を受ける前にこの制度を利用することができるか確認しておくことをおすすめします。

★認定支援機関にお願いするなら借入申込書の提出前!!
ここで大きなポイントです。
借入申込書を提出した後に、認定支援機関に相談しても、この中小企業経営力強化資金の制度は利用できないことになっています。
この制度を利用するなら、先に認定支援機関に相談しないと利用できないということをしっかり覚えておいてください。

まとめ
日本政策金融公庫の借入申込書について注意点をご紹介しました。
書き方にも注意点がありますが、中小企業経営力強化資金の制度は、借入申込書を出して締まった後では利用できないという注意点もありました。
フォーマットは改訂されることもありますから、必ず、オリジナルをダウンロードして使う癖をつけてください。

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