施工管理技士″補”とは?

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もうすぐ2級土木施工管理技士の試験申込が始まりますね。
その後はすぐに1級の申込も始まります!

建設業法の改正により、昨年度から新たに土木施工管理技士補という資格が誕生しました。
まだ新しい制度のため、「初めて聞いた!」「何それ?」と思った人も多いかと思います。
今回はその新制度について紹介します。

土木施工管理技士は1級・2級ともに学科試験に合格し、その後の実地試験に合格して初めて土木施工管理技士の資格が取得できました。
学科試験は合格率が6割前後と高く、一方で実地試験は4割前後と低いため、「学科試験は合格したんだけどなー...」という技術者も多かったかと思います。

新制度では、まず学科試験は1次試験、実地試験は2次試験と名称が変わりました。
そして1次試験に合格した段階で″土木施工管理技士補”を名乗ることができ、2次試験も合格するとこれまで同様に″土木施工管理技士”となります。

履歴書などにも土木施工管理技士補の資格を保有していますと書けるため、働く側にとっては大きなメリットで、嬉しい制度改正と言えます!
また、1級土木施工管理技士補を専任で現場に配置すると、監理技術者が他の現場と兼務できるようになりました。
これにより、監理技術者の資格を持っている技術者は少ないけど、1級の学科試験合格レベル(土木施工管理技士補)の技術者が多い建設会社にとっては、多くの工事を担当できるようになります。
これは会社にとってはすご~く大きなメリットなんです。
ただ、これは1級に限った話ですのでご注意ください。

4月からは新制度になって2年目になります。
受験申込ももうすぐ始まりますので、興味のある人や仕事で必要な人はチャレンジしていきましょう!

Profile:フリーランス技術者K

元土木系公務員。1級土木施工管理技士。昨年度は100名以上の経験記述の添削指導を行う。

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