クライアントサイドとサーバーサイドとは

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WordPressは「PHP」という「サーバーサイドスクリプト」という言語で作られたCMS(コンテンツマネジメントシステム)でデータベースには「MySQL(データベース管理システム)」を採用しています。
WordPressの使用に関しては、ウェブサイトの構築から実装まで、ノーコードで進める事が出来るため、「PHP」の知識はほとんど必要ありません。「HTML」や「CSS」を理解できればデザインのカスタマイズが可能なのですが、さらに「PHP」が分かれば更にカスタマイズがしやすくなります。今回はWebサーバーのアクセスの仕組みをざっくりと解説します。WordPressを運用していく上で、「HTML」と「CSS」に加えて「PHP」が分かれば、WordPressの作動している「サーバー」の仕組みがより深く理解できると思います。
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クライアントサイドスクリプトとサーバーサイドスクリプトの違い
クライアントとはユーザーのパソコンのことです。Webサイトを見るときパソコンのブラウザにURLを入力したり、検索したり(リクエスト)して表示します(レスポンス)。ブラウザは「HTML」、「CSS」を解析して画面を表示して、「JavaScript」を実行して動きを表現します。これら「HTML」、「CSS」、「JavaScript」を「クライアントサイドスクリプト」と呼んでいます。
ユーザーがWebサイトのURLをクリックするとサーバーという別のパソコンにアクセスすることになります。そこにWebサイトのデータが保存されています。「PHP」はこのWebサイトのデータが保存されているサーバー側のアプリケーションサーバーで動作をします。
サーバーは基本3層構造になっています。
Webサーバー⇒クライアントとの窓口。Webサーバーソフトの「Apache」や「nginx(エンジンエックス)」が使用されています。
アプリケーションサーバー⇒プログラムを実行したり、データベースにアクセスしたりします。WordPressの場合「PHP」が動作しています。
データベースサーバー⇒データの管理・保管するところ。「MySQL」というデータベース管理システムを使用しています。
このサーバー側で動作する「PHP」などの言語を「サーバーサイドスクリプト」と呼んでいます。
WordPressの運用において、サーバーの役割や仕組みを理解する事は、運用中に何か問題が起きても自分で調べてトラブルの原因を発見し易くなる事です。
【コンピュータの仕組みについてはこちら】


最後までご覧いただきありがとうございます。WordPressの運用において何かのお役に立てれば幸いです。
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