ちょこっと笑える小ネタ①

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 これは,私が高校生の頃の話である。
 私はバドミントン部に所属していたのだが,ある日,部活が終わって帰ろうとした時,外は結構な雨が降っていた。が,このくらいの雨動じないわ!という変な負けん気が勝ち,チャリ通だった私は傘もささず,もちろんカッパも着ず(カッパはダサいと思っていたのでそもそも持っていなかった)夜の道にくり出した。
 帰り道も中盤に差し掛かった頃,結構な音で雷が鳴り始めた。坂道に差し掛かっていた私は,このまま突き進め!と思って約1キロほどある坂道を勢いよくくだり始めた。・・・が,中学生の頃,テニス部に所属していた私は,ある大会で雷がなっていた時にテニスをしていたら,テニスラケットに雷が落ちた話を先生がしていたのを思い出した。どうやらテニスラケットはカーボン製?(多分)のものが多くその素材が雷を引きつけやすいらしい。
 そして,私がチャリかごにぶっさしていたのがバドミントンのラケット。・・・,これはカーボン製なのか?と考えていたら,どカーン!雷がなった。私は,カゴにさしていたラケットを勢いよくぬいて道路に思いっきり捨てた。・・・・・が,いや,ラケットを置いて帰るわけには・・・。やはり,持ち帰ろう。・・・と思い,自転車を降りてラケットを捨てたところまで戻る。坂道だったので,スピードが早かったためか,ラケットを拾うまでの距離が遠い。・・・よし,ラケット確保。早く帰ろう。と,チャリに乗りまた坂道をくだり始める。が,ゴロゴロ,ピカーン!!容赦なく雷はなり続ける。・・・未だラケットをチャリカゴに入れて坂道を爆走する私。ゴロゴロ,ピシャーん!!・・・・また思いっきりラケットを道に投げ捨てる私!!!そして,自転車を降りてラケットを拾いにいく。これを坂道で多分3回繰り返した。(私は必死だった。雷に打たれる恐怖と大事なラケットを道に置き去りにするかで葛藤していた。)
 ようやく坂道を降り終え,終盤の堤防に差し掛かった。制服はびちゃびちゃ。未だ鳴り続ける雷。真っ暗な中,ラケットを道端に置いてくかどうか爆走しながら考えていた。・・・と,いいところに段ボール発見!私は堤防の端に捨ててあった段ボールの下にラケットを隠し,家まで帰った。
 びしょ濡れで帰り,ラケットを持たない私を見て,母が「何があった?」とたずねてきたので,ひと通り話をすると「・・・バカだね〜。」
(実際,私が最終的に置いてきたラケットの場所は,家からチャリで3分くらいのところだった。)
 ・・・翌日。は,段ボールの下からラケットを無事ピックアップ。私は,安心感で満ち溢れていた。

この記事を書きながらバドミントンのラケットの素材についてググってみたら,やっぱりカーボン使われていた!!ラケットを使うみんな!雷の時は要注意だ!!

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