仕組み作りを考える 第8回

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ビジネス・マーケティング

1.あらゆることは仕組みで動く。


世の中の仕事の多くは仕組みで構成されています。その呼ばれ方はマニュアルや順番、作業工程など人により認識は違いますが、総称としては仕組みのことです。そして、その仕組みの中に効率性やオリジナルのコツが含まれています。

2. 仕組みの定義


私が思う仕事における仕組み作りの定義を3つにまとめると、

①最終的には同じ品質レベルのものを提供できること。
②誰でもできて、ほぼ同じ時間で終わること。
③工程がシンプルかつその作業における最小限であること。

3. 仕組みを作る最大のメリット


仕組み作りを行う最大のメリットは、自分と同じことが他の人にも実現できることです。儲かるビジネスにおける売上の倍増方法は、自分以外の人が同等かそれ以上に売り上げをあげて、その一部を自分がマージンとしてもらうことです。

FC(フランチャイズ)はまさにその典型的な形で、誰が行ってもある程度儲かることを前提にして商売をしています。加盟店が増えれば増えるほど本部の売上は上がり、実際に自分達が店頭に立たなくても、管理業務だけで店頭販売の数10倍の利益を上げることができます。

4. ビジネスにおける仕組み作りの注意点


前述した通り、仕組みとは自分以外の人が自分と同等以上に稼いでくれることを目指します。ある程度、物事が順調に進むとある問題が出てきます。

わかりますか?

それは、独立心です。自分より稼ぐ人が自分の下についた場合、その猛者は稼げるコツを把握しています。その猛者の視点で考えれば、いつまでも自分より儲けの少ない親店の下に留まることはしません。

このことは上に立つものは織り込み済みで仕組みを考えます。対策を考えるポイントは2つです。

①独立させるか。
②独立させないのか。

結論から言えば、独立をさせないことは最終的には極めて難しいと思います。したがって、結論は①になると思います。その為、①を想定して、開始当初に契約を結んでおく事が重要な肝です。

例えば、
①3年以内の独立は認めない。
②加盟直後から補償金をもらっておく。
③勝手に独立した場合、補償金を返さない。
④法的拘束力のある契約書にサインさせる。
⑤定期的なマージンをもらう新たな契約に移行する。
⑥絶対に真似できないノウハウやオリジナルの仕組みを保持しておく。

仕組みを作る側の考えることはたくさんあります。さらに深い話はありますが、本日はここまでにしたいと思います。

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