始めるのが簡単なものは続けるのが難しい

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占い
占い市場が拡大して本物であろうがなんであろうが人が欲しい業界。
占い師養成の講座も多くなっている感が否めない。

昔から占術は多くあって独自に組み合わせて新たなものを作る方も多い。
タロットしかり・・。

対面鑑定の占い館の鑑定師のおばさま・・。

特に悩みはないけれどなんとなく時間があるときにおみくじ感覚でお邪魔
していたんですよね。

四柱推命で支柱を調べながら説明してくれる方はまーなんとなく理解できる。

問題は!

タロットカードを使う鑑定師が説明書と授業ノートを拡げながら鑑定する。

ちょっと待てー!!

「すいませんが、占い師になって何年ですか?」

「一年になってないです。」

歴はどうでもいいや。

でもでも・・お金をいただけばプロ。
これはいかがなものか??

なんとなく時間が過ぎ隣をみると見知った鑑定師さんが!

「お久しぶり!先生生きてた?」

「失礼だわね・・10年ぶり?」

懐かしく井戸端会議!

その先生は、御年65歳。

鑑定歴は忘れたという方で昔は企業の専属鑑定師をしていた方でしたが
ずっと同じ所に座り鑑定をしている方です。
タロットカードと独自の鑑定方法をもつ方ですが本来は気性の荒い先生。

先生曰く。

鑑定師を始める方は多いという事や稼ぎにならないとやめる人の話や色々
話して一時間。

「始めるは容易いけど続けるのは難しい。そうでしょ?」

そう豪快に笑っていました。

個人で鑑定をしていたけれど、子供さんが巣立ったことを期に稼ぎより
恩返しのつもりで普通を装っている。
道具を使うのは念を受けないためで本来は霊感で人を見る方。

時代を見つめてきたその方は何年かに一度会うことがあるけれど。
毎回変わらず鑑定中。

泣いている子にドーンと構えて慰め叱る。
だから先生のところには若い子もそれなりの方も訪れる。

霊能力をお持ちで有名になろうと思えばなれた方なのにそうならなかったのは
視えない世界を知っているから。
また、実家に帰った時にでも顔を覗きに行こうかな。


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