思い違いと悟り

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コラム
地球アトラクションの進行権限や決裁権を持つ管理体と、
体験から後天的に創られた自我人格の温度差は凄まじい。
自我人格は実創造、実現、成長、改善、解決といった、
特定の良い結果を得ること、


特定の良い結果から満たされるイメージを見ている。
それに対して管理体の人格にはそういった概念が存在していない。
事前に希望して注文した地球アトラクションでのストーリー体験を
確実に遊べる状況が常に日々展開されていくことが確約されている関係上、
これ以上創造、実現、成長、改善、解決などの


行為を加えることができないため。
展開された体験そのものと、その体験の連続から紡がれる
ストーリーそのものに至福を見ている。
両者の見ている方向が全然違う上に、物事の決裁権は管理体の人格が持ち、
日々生きている上で人々は自我人格の方を自分だと信じるのが通常。
人間として生きることになった者達からすると、何ともややこしく、
すぐに解説書を寄越せと主張したくなる衝動に駆られるかもしれない。
地球アトラクションの目的を考慮すると、管理体の人格の正体を
正確に全て把握することは禁止されていると考えられるため、
この解説書を取り寄せることは厳しいと思われる。
けれど、視点を変えると、生きる時間が
非常に気が楽になる観点として見ることもできる。
自我人格は創造、実現、成長、改善、解決などの概念を重視して、
それらの要素は不可欠だと信じ込んで、
その上で自分はまだ至らない部分があると捉えているので、
物事を自ら複雑且つ難しい内容にすることを可能にしている。
ハードルが高い方が燃えると感じる感性が存在するように、
複雑で難しい内容に取り組む時間の方にも様々な魅力があるという事実が、
難解な状況や人生を自発的に生きる理由にもなっていると言えるだろう。
創造、実現、成長、改善、解決などを必要としない世界でもある中で、
もし困難や蟠りを感じることがあるとすれば、
それは世界や自分自身、外的現象に欠陥があるというよりは、
物事に価値を付けている価値観によって困難や蟠りがあるように映っている。
納得できない原因は全て自我人格の思い違いであり、
ただ欠陥の無い世界から外れた時間、生き様の魅力を体感したいと感じる
理由が何かあるから、自我人格を主体として生きているに過ぎない。
本来は初期から全ての人々、命が既に悟りのような境地に至っており、
創造、実現、成長、改善、解決などを必要としない世界は、
誰にでも与えられていて、特殊な人にだけ縁があるものではなく、
そのような世界を生きる権利と力を全ての人々、命が持っている。

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