無色へ

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コラム
起こってくる時間から引き出される、

条件反射の感情を消化して昇華させる。



主観的に問題として映る光景や、

負の印象を感じ取る光景が現れているのは、

いつか、どこかで目的のために様々な色付けを行って生じた、

否認の感情エネルギーの残留が引き金。



それが幻聴のように残響として昔から鳴り続けていること、

自身の中に存在するエネルギーが発生源になっていることに

気付けずに無意識に過ごしているケースも多い。



これらのエネルギーが内部から消失した時、

それらに同調している世界は力を失うように薄まり、

その存在が無くなっていくが、

この作用を個人ではなく、全体的に残留しているテーマに

焦点を当てて活かした場合、どうなるのか。



働かないと生きていくことができない。

お金がないと生きていくことができない。

時間の決まり、時間を守らないといけない。



そういった時間、お金、生存本能に関する恐れや否認のエネルギーの

残留状況は相当に根深く莫大な量になっているだろう。



元々は何も価値や意義のなかった世界の中で、

人間達は多様な色付けの過程を歩んできたが、

その結果として働くこと、お金、時間、生存本能に関する

否認の感情エネルギーが幾度となく心身に刻まれて溜め込まれてきた。



そのエネルギーの影響と存在が内部から消えた時、

一体どこに繋がり、どんな時間軸が作られていくのか。



世界に問題があると認識をして、問題解決や苦悩の迷宮に入り込むのも、

相応の貴重な魅力や体験があるのは確かではあるけれど、

元々一切の問題点も存在しない場所として世界を機能させることもできる。



遠回りや取り越し苦労を人はどれだけ繰り返してきたのか。



人が心のどこかで求めてきた平和の光は、

探すものでも、遂げるものでもない。



全ての世界の色付けが無色へと戻っていく道程の中で、

その平和の時間が姿を現す。
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