母のこと 

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夜分遅くですが、こんばんは。
スピリチュアルワーカーのひょうです。

私がスピリチュアルに興味関心を抱くようになったのは
亡くなった母の影響でした。

私の母はいわゆる見える人でした。
しかし、家族は誰一人として見たことはありませんでした。

私の実家は関東近郊の山深いところにあります。
実家のある場所から町や駅へ行くには、
合戦場の跡地を通らなければなりません。
母はそこを通るのをとても嫌がりました。
母は言葉にはしませんでしたが、見えていたようです。

実家のある地域は、夜にゴミ出しをしてもいいところです。
町内会で大きな鉄製の蓋付きゴミ箱を設置してありました。
何故かその日は、夜中に母がゴミ出しに行きました。
ゴミ捨て場は家から徒歩1分もかかりません。
母が帰ってこないので、私が様子を見に行きました。
母はゴミ捨て場におらず、私は辺りを探しました。
しばらくして「ひょうなの?」と母の声がしました。
「何してんの?」
「お母さんがゴミを捨てていたら、向こうから髪の長いベージュのトレンチコートを着た女性が来たの。こんな夜遅くに一人で危ないと思ったから
お母さん付いて行ってあげようと思って、後を付いていったの。
そしたら、この先の角を曲がったところでいなくなったの。」
「え?」
この先の角を曲がった先に人家はありません。
「足あったの?」
「あったよ。赤いパンプスみたいなのを履いてた。」
母も赤い靴が好きで、赤い靴には常に食いついていました((;^_^A
「足があったなら人間だよね・・・」
二人で考え込んでいた時でした。
「何やってんだ!」
帰ってこない母と姉を探しに来た弟の声が山間に響きました・・・。

後日、ご近所の方から件の女性の話を聞くことが出来ました。
昔住んでいた方の娘さんで、若くして病気で亡くなってしまったとのこと。
赤い靴を好んで履いていたそうです。
近所のお寺に眠っておられると聞いたので、ご住職様に事情を話しました。
ご住職様が女性のご家族様に連絡してくださり、
ご家族様の許可を得ることが出来たので、
母と二人でお参りに行きました。

母は見える人なんだなと改めて思った一件でした。



















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