子宮内膜症・卵巣嚢腫。

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コラム
今日は、
私が地球上で体験したギフトである
「子宮内膜症・卵巣嚢腫」についてお話したいと思います。

記憶を遡ること約20数年前・・・
高校生の頃からとにかく片頭痛が酷く、
鎮痛剤を飲まなければ痛みが治まることはないので、
その頃からイヴは必須でした。
そこから今まで何錠イヴを飲んだのか考えると恐ろしい数です。

そして23歳のこと、
生理痛の酷さで婦人科に診てもらいました。
しかしその時は、特に問題はないと言われ安心していたのですが、
まさかその後、泌尿器科で卵巣脳腫が見つかるとは・・・

ある日、膀胱炎で泌尿器科に行きました。
エコーをしながら医師が「すぐに婦人科に行きなさい」と言いました。
何で??と思いましたが、あまりにも緊迫した感じだったので、
泌尿器科に行った足で、婦人科へ行くと
「緊急手術になるかもしれない」と言われ、その足で今度は大学病院へ行きました。

1日に病院3件ハシゴです。

結果として、緊急手術は回避できましたが
「子宮内膜症からの卵巣嚢腫」と診断されました。
簡単にいうと、生理で排出できなかった血液が卵巣に溜まる病気です。
いつ破裂してもおかしくないのできちんと治療をしてくださいと言われました。

そこから長い長い治療が始まります。
まずは卵巣に血が溜まる原因となる生理を完全に止めました。
女性なら分かると思いますが、似たような薬でピルがありますが
それとは異なります。
私は、ピルが体に合わず何種類か試した結果、服用を止めました。

当時は日本で一種類しかない「ディナゲスト」という子宮内膜症の薬を
服用しました。
ディナゲストを服用し始める時に主治医からは、
『発売されて間もない薬で、
日本に1種類しかない子宮内膜症の治療薬があるよ。
高いけど試してみる?』と言われたのを覚えています。
生理を止めることが女性として身体に良いことなのだろうか?と
疑問に思いましたが、
毎月来る酷い苦しみから解放され、内膜症も治る可能性があるならと、
信じて飲んでみるしかありませんでした。
幸い、ピルとは違い身体にも合ったので長期的に服用できました。

ただディナゲストは高価なので、定期的な診察料、薬代は大変でした。
あと、副作用でとにかく浮腫みが酷いという事も。
いつも足はパンパンで、足首はほぼ無い状態でした。
また、体重も増えました。

毎月女性は生理が来る事で身体をリセットしているのに対して、
それを何年も止めていたのですから、代償もありました。
20代で子宮の病気にかかってしまったことはとってもショックで
かなり落ち込みましたが、
結局、10数年ほど治療をした結果、幸い子宮は正常に戻りました。

でもこの経験を記すことで、
もしかしたら誰かの役に立つかもしれない!という想いから正直に
書こうと思いました。
もちろん個人差もありますし、個人的主観もあるかと思います。
書ききれていない事もたくさんありますので、
もし何か知りたい事があればわかる範囲でお答えします。

そして、私が想うのは
女性に対して何気なく「子供は?」と質問する方がいらっしゃいますが、
実は誰かの心を傷つけているかもしれないということ。
子供がいないと女性として認められないの?

そんなことは決してありません。

近頃はフェムテックという言葉も生まれ、フェムケア製品も増えています。

※フェムテック(Femtech)とは、
「Female(女性)」と「Technology(技術)」を掛け合わせた造語。
女性特有の問題の解決を目指す分野で具体的には
月経、不妊、妊娠出産といった女性ホルモンに関する事柄。

なかなか人には言えないナイーブな内容こそ、
堂々と発信することで、悩みを抱えている女性の救いになれたらと思います。


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