くじけそうな人集合!

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コラム
 人間というものは本当に弱いもので、幾度となく、くじけそうになるものです。そういったときに、どうやって切り抜けるか。
マラソンとか先の長い仕事で行き詰まったとき、もうだめだと諦める前に、とりあえず何とかもう少し先の木の陰まで走ってみることです。
日陰で少し体力が復活すると、もう少し先の給水所まで何とか行けそうな気がします。
 そこで、うまく給水できればいいのですが、運が悪いと人に邪魔されて給水できない場合があります。もうだめだと思った瞬間、隣を走っていたライバルが、水を分けてくれました。
 敵(ライバル)と思っていた相手が、同じ世界で頑張っている仲間と気づく瞬間です。一人でも競争相手が減ればいいのにと思っているランナーは、この小さな大会では勝つかもしれません。しかし、記録は平凡なものです。
 相手に水を分け与えることのできる人は、競争相手と最後まで競り合うことになるため、レベルが上がります。自己新記録を更新します。勝負は時の運ですから、どちらが勝つか分かりません。しかし、実力は確実にアップしています。その次の大きな大会(仕事)ではぶっちぎりで勝てます。
 目先のことより、もっと先を見据えることです。余裕を持つことです。相手に水を分け与えることは、結局自分自身のプラスになります。「情けは人のためならず」です。(逆の意味に勘違いされて使われることも多いですが。)
 少し先の木の陰までが限界と思っていた自分が、相手に水を与えることができるまでになりました。人間は確かに弱いものでくじけそうになりますが、それを一つ一つ乗り越えていくたびに、加速度的に強くなることもできるのです。

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