投資・資産運用の教科書

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投資の基礎知識は一生役に立ちます。
今回は、投資のリスクを下げて安全に資産運用する方法を特別に公開しちゃいます。

【目次】
1.基本事項
  1-1.モノの価値は人間の心理で決まる
  1-2.織り込み
  1-3.未来を正確に予測することはできない
  1-4.投資はギャンブルではない
  1-5.機関投資家の存在
2.投資のリスクを下げる方法
  2-1.投資初心者にオススメの方法
  2-2.短期投資と長期投資について
  2-3.リスク軽減法①
  2-4.リスク軽減法②
  2-5.リスク軽減法③
  2-6.リスク軽減法④
  2-7.株式投資で業績よりも重要な指標
  2-8.投資のプロが使っている基準

【基本事項】

まず最初に、投資家として知っておくべき重要なポイントを5つ紹介しておきます。

・モノの価値は人間の心理で決まる。
株価は「買いたい人(需要)」と「売りたい人(供給)」のバランスによって決まります。

上場企業の株価は、オークション方式で決定されるのが一般的です。
買い手はできるだけ安く買おうとする、売り手はできるだけ高く売ろうとする、その両者の間で取引が成立した結果によって株価が決定します。
市場での取引価格は常に変動しているわけですが、その相場がどのように変動するかは市場参加者の心理で決まります。

例えば、住宅市場が供給過多になっていたとしても、市場参加者が「住宅の値段は上昇し続ける」という思い込みに基づいて投資を行えば、住宅価格は上がり続けますし、市場参加者の間で「住宅市場は供給過剰に陥っている」という認識が広がると、住宅価格は下がり始めます。


・織り込み
株価に影響のある情報が市場参加者の間で周知され、株価にもその影響が反映されている状態のことを「織り込み済み」と言います。

イメージとしては、水面に石を投げ入れた時に、すぐさま波動が伝わっていくのを思い浮かべると、理解しやすいでしょう。
基本的に相場は上がったり下がったりを不規則に繰り返すものなので、不規則な波のある水面に石を投げ入れ、波動が伝わり、やがて元の不規則な波に戻っていくイメージと言った方が適切かもしれません。

新しい情報が出ると、それは即座に相場に反映されて織り込み済みになります。
そのため、人から聞いた話やニュースを聞いてから投資を行うのは、既に出遅れている可能性が高いです。
では、何の情報をもとに投資判断を行えばいいのか?その具体的な方法については後の章で説明します。


・未来を正確に予測することはできない。
株価がどこまで上がるのか?どこまで下がるのか?について考えるのはあまり意味がありません。

株価に関係する最新情報が出たとしても、それは株価を大きく押し上げる情報なのか、それとも無視できるレベルで株価への影響が小さい情報なのか、その情報が株価にどの程度影響を及ぼすのかについて正確に予測するのは非常に困難です。
情報が出る前から、市場参加者の間で既に予想されていて、相場が織り込み済みになっていることも考えられます。

また、金融商品の値動きはランダムであるという考え方もあります。
「金融商品の値動きは不規則であり、価格の上昇も下降も同じ確率で起こるので、過去の価格変動も予測の参考にならない」という考え方を巷では「ランダム・ウォーク理論」と呼ばれています。

資産への投資比率を決定する現代ポートフォリオ理論や、オプションの理論価格を求めるブラックショールズ方程式など、金融工学の様々なモデルも金融商品の値動きがランダムウォークする前提で開発されています。

「新聞に掲載されている株の銘柄一覧に向かってサルがダーツを投げ、矢が当たった銘柄を買って運用した場合」と「金融のプロが精査して選んだ株を買って運用した場合」で比較したところ、運用成績に大差は無かったという逸話もあります。

実際に投資を行なってみると、相場が予測とは真逆の方向に動いていくという場面に何度も遭遇することになります。
だからこそ、予測が外れても大丈夫なようにリスクを下げる方法を熟知しておく必要があるのです。


・投資はギャンブルではない。
「投資」という言葉を聞くと、将来的に価値が上がる金融商品を予想して的中させることをイメージする方も多いかもしれません。
投資において、価値が上がりそうなものを探したり、調べたりすることも重要なことですが、もう一つ重要なこととして「世界経済の成長の恩恵を受ける」ということが挙げられます。

特に、市場が混沌としていて先行きが予想しづらい時は、値上がりする金融商品を予想することよりも、世界経済の成長の恩恵を受けることに専念する方が合理的と言えます。

投資の世界には「α(アルファ)」と「β(ベータ)」という概念があります。
個々の投資家の知見や技量によってもたらされる利益のことを「α」と言います。
市場全体の動きによってもたらされる利益のことを「β」と言います。
つまり、投資のパフォーマンスは「α」と「β」に分解して考えることができます。

αは、自分と他人との間に生じる「知識のギャップ」によってもたらされます。
したがって、αの利益を得るためには、みんなが知らない事を勉強する必要があります。

市場が混沌としていて先行きが不透明な時や自分の投資技能に自信が持てない時はβを取りに行く戦略に専念した方がリスク軽減につながります。

未来のことは誰にも分からないので、予想が外れることは日常茶飯事です。
大事なのは、状況が変わってきて従来の予想が外れそうだと気付いたら、即座にきちんと正しい方向に軌道修正することです。
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