先日「住宅ローンを組むとしたら、どれくらい借入できるでしょうか?…」という相談を受けました。
普通の人は、自分たちが組めるローンの範囲内でしか不動産は買えないですからね。
500万の土地もあれば、1000万、2000万の土地もある。
そこに、いま高騰してる建物の価格が乗っかる…わけなんですが、じつはエリアごとに「最低限度の総額」が決まってるんです。
でも、みなさん、業者も含めて、なぜか資金計画の総額の把握は後回し…。
エリアを検討して、住宅会社を検討して、見積出してもらって、資金計画立てて…って順番で進める人が多いんですね。
「資金計画の総額」=「最低限度の総額」を超えてまで、無理して不動産を買おうって人はほとんどいません。
そもそもが超低金利時代…住宅ローンを借りようとしている人の資金計画の総額は、低金利と営業マンの提案で、ほぼ上限な数字なんです。
土地は不動産会社、建物は住宅会社、資金計画は銀行 = 提供する人、言うことがバラバラ…
建築費が上がっても、みんな従前の言い方、値決めで提案してくる…
じゃあ、どのタイミングで買えばいいのか。
今後は、売っている住宅会社や不動産会社が高く設定した物件は、結局、資金計画の総額を把握してないばっかりに売れ残っていくでしょう。
つまり、価格がまた下がっていくだろうということです。
どーんと構えて、自分の予算の範囲内の物件が入るのを、じっくり待ってみてはどうでしょう。
焦らず、じっくり物件を探す時
それでは不動産の「買い時」はいつなんでしょうか?
ぼくは、資産価値というより「生むため」に不動産の購入を考えてるんなら、いちいち価格が上がった下がった言っても仕方ないと思います。
そもそも「ずっとそこに住むための家」と「あとで売るなり貸す家」は全然、意味が違う…。
逆に言えば「住み替え」前提で価格が上がる下がるを気にしても、残念ながら不動産会社の営業にも、どうなるかは金利と一緒で予想できません。
ただ、いま現在、建築費が高騰してる中で言える2つのポイントがあります。
①人がいなくなる…
②土地価格と建物価格が下がる…
みなさんご存知のように少子化が進み、人口が減少しています。
さらに、ここ新潟県でも行政は居住地域と、都市機能地域を明確に線引きしてきています。
つまり、人のいるところといないところ、都市としての機能の格差がこれからもっと大きくなっていくでしょう。
そうなれば、一部を除いては土地の価格が上がり続けることなく、当然下がり続けるでしょう。
価格が下がってきているエリアに建ってる建物はどうでしょうか?
戸建もマンションも車とおんなじで、時間が経てば価格は下がる…。
どうやら今は、じっくり時間をかけて検討するべき時のようです。
「あ、この物件いいなー…」なんて言ってたら売れちゃった…でも、大丈夫です!
きっと、次から次へと物件が出てくるでしょう。
次の物件が出ないかのように、価格も強気、提案も強気ww…かもしれませんが、結果、次が出るんです。
金利も長い目で見たら上がるかもしれませんが、変動金利は0.3%台の商品もあるような、超低金利時代です。
「買い時はいつなのか?」…
それよりも、自分の家族や仕事、ライフスタイルを大事にして時期を決めるのが一番です。