【医歯薬看護系小論文・面接にも使える】第4回:高齢化社会/生活習慣病
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第1部 高齢化社会
(1)総論
●超高齢社会
現代の日本では少子高齢化が進展しています。高齢化率(総人口に占める高齢者の割合)が21%以上の社会を超高齢社会といい、2018年には日本の高齢化率は28.1%となり、すでに超高齢社会に突入しています。
少子高齢化の背景として長寿化が指摘されています。
2018年のデータでは日本人の平均寿命は女性が87歳、男性が81歳で日本は世界で1、2位を争う長寿国となっています。
しかし、いくら長生きをしても、病気や障害で苦しみ、寝たきりの状態では本人や家族の心身の負担が増加します。
そこで、大切ことは平均寿命に加えて健康寿命を延ばすことにあります。
近年では、特に2025年問題と呼ばれる課題が指摘されています。
これは、戦後の第一次ベビーブーム(1947年~1949年)の時に生まれた、いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者(75歳)になり、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念される問題を指します。
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