臨床認定コーチングの研修を終えての感想

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コラム

医療の現場に必要な臨床コーチング。

沖縄県から北海道まで移動して参加した研修。

5年前からずっと受けたい!と思っていた研修だけに、申込に間に合った時点から感動(*'▽')

そして、沢山の素晴らしい時間を北海道の仲間と過ごせてた事にも感動した。

医療従事者による、医療従事者のためのコーチングを実践していくのが臨床コーチの役割となる。

これから先、医療の現場でコーチングができる医療従事者が増えれば絶対に患者様にとって有益になるは間違いないと思う。

そんな信念に共感できる人たちと仲間に成れたことが素直に嬉しかった。



なぜ医療の現場でコーチが必要なのか?

医療の現場でコーチング技術が求められている理由を考えてみた。

以前の医療サービスの在り方を振り返ると「お任せコース」でお願いしますという医療従事者が主体であったように感じる。

高度な専門知識を持った方が上に立ち、サービスを受ける側が従うというような考え方。

でも、それは昭和の時代。
今は令和。お互いに考えをシェアしながらより良いサービス提供に向けて協力する「横の関係性を重要視」するのが一般的になっている。

しかし、それでもお互い人間だから意見の食い違いやコミュニケーションミスは発生してしまう。

そこでコーチングが必要になってくるのです。


例えばアルコール依存症の方を例に考えてみる
アルコール治療外来で医療従事者と患者様のやり取りを考えてみる。
「また飲んで!やめないとダメだよ!」と叱責するような昔ながらの指導をしている医療従事者は意外に多い。

しかし、せっかく病院に治療にきても、次につながらないと思う。
もし、医療従事者がコーチングを使った介入方法で指導したらどうなるだろうか?

「お酒飲んじゃったんですね。でも、またこうして外来に来てくださいましたね。ありがとう」と行動承認から始まる指導。

受ける側も責められることなく、もう一度新しい一歩が踏み出せるような気がするし、やり直せる気がする。

そして、「お酒を節酒・断酒出来たらどういう生活になりそうですか?」と未来を展望するような声掛けも行う。

コーチングを意識した関りを実践するのとしないのでは雲泥の差が生じることが簡単に想像できます。

やっぱり医療の現場でコーチングは必要。
作業療法士として医療の現場で15年間仕事をしてきて思う事。
それは、「医療従事者が上で患者様が下」と考える人はまだ多いというに気づいた。

以前は僕もそうだったかもしれない。
難しい医療用語をならべても患者様はチンプンカンプンなのに、自分の知識をひけらかすような関りをする事も多かったかもしれない。

でも、そんな過去の自分とはさようならです。

これからは患者様と一緒に悩んで、一緒に新しい道を歩んでいけるような支援がしたいと考えています。

勿論、一朝一夕にできるとは思っていない。
少しずつ、自分のペースでコーチングを意識した医療サービスの提供を心掛けていきたいと思う。

沖縄から臨床コーチングの情報を少しずつ発信出来たらいいなぁと考えています。


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