各地台風の被害など大丈夫でしたか?
毎年、必ず季節の変わり目に自然災害がおきます。人が自然と共生して生きることの難しさを感じます。
この共生は、人間関係の中でもとても大切なものと言えます。
最近では、自殺者が右肩上がりで低年齢化してきています。
子供は、大人に守られながらのびのびと次世代へと生きていく。これが豊かで美しい日本を残すために重要なことだと思います。
人の物事の捉え方、考え方、そして、行動。思考、感情、行動はとても大切ですね。
この、思考、物事の捉え方で、人生の立場(基本的立場)が交流分析の中では提唱されています。
人生の立場(基本的立場)とは、自分や他者や社会に対して基本的にとる態度であり、それに基づく自己像や他者像をいいます。自分自身と他者を認知するときに用いる価値観にも基本的立場が多大な影響を与えます。人生の立場は、乳幼児期の両親とのふれあいが主体となって培われるといわれています。
4つの人生の立場
①「私はOKである。あなたはOkである。」
②「私はOKではない。あなたはOKである。」
③「私はOkである。あなたはOKではない。」
④「私はOkではない。あなたはOkではない」
あなたは、今どの立場でいますか?
私がカウンセラーとして向き合う時は
私はOK!あなたはOK!の立場でカウンセリングをしています。
自分自身にもちゃんとOK!を出せ、相手に対してもちゃんとOK!を出せると物凄く物事の捉え方、考え方、行動が変わりますよ。
「人はだれでもOKである。」
ここで言うOKは、「間違っていない」とか「正しい」ということとは関係がありません。人間本来の価値に関するものです。
<私がかけがえのない貴重な存在である>
人間は全て生まれながらに備わった価値と尊厳を持った存在であり、一人ひとり「OK」であり「尊厳に値する」という考え方です。
このOKであるとは、人間として価値がある。人間として重要である。ということです。
もう一つは、「誰でも考える能力を持っているということです。」
全ての人は皆、特別な事情(事故、病気、脳の重傷な傷害)がない限り生まれつき誰でもが考える能力を持っているのです。「私は考える力がない」と思っている人は、実はそう思い込んでいるだけです。人というものはとても複雑な生き物でそして繊細な生き物です。その潜在的能力には、計り知れないものがあるのです。
そして、最後に「人は自分の運命を決め、そしてその決定は変える事が出来る」
人は誰でもOKなのですが、時々間違った行動をとります。その時私たちは、幼い子どものころにした決断に従って行動することが多くあります。幼児期の決断は、その時々には理にかなっていたのですが、成長するにしたがって、理にかなわないものや邪魔になるものさえ出てきてしまいます。それに「従うのか」「反発するのか」「無視するのか」を決断するのは私たち自身なのです。自分の「思考」「感情」「行動」に責任があるのです。
上記内容はTAの哲学。交流分析について理解することで、人として悩みや相談、問題解決に向けた気づきの支援ができます。
もし、これら3つの理解がなく、人の悩みや相談に向き合ったとしたら、それは、カウンセラーとは言えません。
「傾聴」はもっとも、基本的な姿勢、技法ですが、これら3つの考え方や理解がされていることが大切ですね。