みなさん、こんにちは。ジェームズ下山です。
写真はフランスのシャルトル大聖堂の中のステンドグラスですね。ここはフラッシュをたくことはできません。どうしても暗い写真になってしまいます。
思うに、フランスでは、教会などは実際にそこで礼拝している人がかなりいる。泣いている人、一心不乱に祈祷をしている人、様々です。そこに日本人の観光客が物見遊山でフラッシュをたくなんて言語同断ですよね。
私は、無神論者で無宗教という、天国には行けない人間ですが、神を信じている人、仏にすがる人を軽蔑しません。むしろリスペクトしますね。
ただね、無神論者って結構いるんですよ。
例えば、
マルクス、フロイト、チョムスキー、ラッセル、ニーチェ、サド、ジョンレノン、スタンリーキューブリック、カミュ、サルトル、ドゥルーズ、バクーニン、ボーヴォワール、ラカン、アルチュセール、バーナードウィリアムズ、ウンベルトエーコ、ジョングレイ、フーコー、サンタヤーナ、ジジェク、ピーターシンガー、セン、トマスネーゲル、ハーバーマス、バタイユ
20世紀の知性の主だったものはすべて神に懐疑的な立場ですよね。
ステンドグラスが暗いのは、神を信じることができない現代人の心の闇を表しているように思えてならない。
そりゃそうでしょ。
憲法とか人権とか三権分立とか、御託を並べ、現代民主義は、完成しているような自信に溢れていたように思えますが、一人の狂人を止めることさえできないでいる。
ついに、ゴルバチョフまで出てきましたね。ゴルバチョフはソ連の歴代大統領で唯一存命です。プーに少しでも理性と人の心がわかれば、ゴルビーの言うことを聞くかもしれない。もはや憲法や制度ではプーを止めることはできないんです。
そうなると、神っているんだな、と思う。
マザーテレサではないけど、病気で死が近いと噂され、体調不良をおして、メディアに出てきてプーを止めようとするゴルビーこそ神の声なんですよね。
暗いステンドグラスに光はさすかもしれない。いやさしてほしいですね。