未出版からの抜粋_逃げたい

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コラム
薬で死ぬことはできないことを知ると、
今度は体を壊せば誰かが助けてくれるかも知れないと思った。
35キロまで体重が落ちても当たり前だがお金を渡してくれる人は表れるはずがなく、天から降ってくるわけでもなく、

あるのは朽ちた現実だけだった。

それでも馬鹿な私は、なぜ、私だけが苦労するのだろうと、
手首を切るという行為をした。手首を切れば誰かが助けてくれ、
この環境から逃げ出せると思った。
手首を切ることで、今度は子どもに甘えようとしたのかもしれない。
「死にたい、もう嫌だ、こんな生活もう嫌だ、逃げたい。
助けてよ。」と言いたかった。
今では自分が自分に言っていたのだと分かる。
自分で何とかしなければならなかったのだ。
しかし渦中にいる私は助けを外、子どもに向けた。

小さな台所にあるテーブルに座っていた制服姿の上の子が、
手首を切った私の姿を見て言った。
「あ、こいつやりやがった。」普段は厳しく躾けたていたこともあり、こんな言葉使いをする娘ではなかった。
子どもなりに傷ついたのだろう。
荒い言葉で気持ちを表現することで、自分を保っていたのかもしれない。
下の子は無言だった。
きっと相当心を傷つけたのだろう。
今でもこの話題だけは出ない。#コールセンター
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