闇の中の光~天の岩戸の物語~

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コラム
日本は闇が深い。
そんな言葉を目にしたことはありますか?

闇=悪と考えていた頃は、ピンと来なかったのですが、闇≠悪で考えてみると、そうかもな。と思えたので、そんな話をしていきます。

では、早速質問です。
あなたにとって簡単なのは①②どちらですか?
または、どちらが難しいと感じますか?

①隠すこと
➁明らかにすること

日本人は、恐らく①の方が簡単だと思う人が多いのではないでしょうか?
真実を口にすることの影響力や衝撃を恐れるが故に、真実を語る時にはとても気を使う。

嘘も方便、あいまいさ、回りくどさ、察する(空気を読む)等々を無意識に、当たり前のように行っている。

日本語自体も、それらを行うのに適した形に見えてきます。(相手の様子を見ながら語尾で調整したりね)

明らかにすることに苦手意識、難しさ、抵抗感があると、多くの光を隠すために、闇を深くしていく必要があります。(必然的に闇が深くなる)

そんなことを考えていたら、ふと「天岩戸」という言葉が浮かんできました。

洞窟に隠れた太陽神を外に誘い出すという日本神話ですが、これはもしかしたら、明らかにすることが苦手な日本人に、闇から光(真実)を導き出す方法を伝えてくれてる話なのかもしれない。と思ったので、以下にそのポイントを書き出してみました。

・闇に隠れた光  
・闇の中の光に働きかける手段(誘い出し)
・働きかけにより、自ら闇から出ようとする光
・鏡で姿を映す→光は闇の中でも光のまま存在し続ける(光の自覚)
・光(真実)に照らされた世界を取り戻す

ちなみに、この話の重要なポイントは、闇と光、双方に恐れが無いということ。闇も光を恐れず、光も闇を恐れない。

これって、自分もしくは他者の本音や真実に向き合う方法に似ていると思いませんか?

例えば、嘘をついている人に「怒らないから、本当のことを話して」といって、真実を聞き出す方法がありますよね。
恐れがあると真実を引き出すことが出来ない。

皆、本当は知っているんです。
闇への向き合い方、闇に隠れた(隠した)光の取り戻し方を。

真実という光が闇から自ら出て来るようになると、闇は多くの光を隠す必要が無くなり、薄くなっていく。

そんな日本に変わっていけるといいですね。

SORA
※本当に大事なのは、社会の闇を暴くのではなく、自己の闇に取り組むこと。一人一人の自己の闇が薄くなると、社会の闇も薄くなっていく。
「闇を恐れず、真実を恐れず」です。
恐れがなくなれば、真実が表に出て来る世界に変わっていきますよ。

※写真は天の岩戸ではありません。大分前に一度だけ行ったことはあるんですけど、良い写真が無く‥(残念)。

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