20世紀末期から主流となっている電池式腕時計。
それまでのゼンマイ式と比べ、基本的なメンテナンスは数年に一度の電池交換だけで済む簡易さも相まって爆発的に普及しました。
とはいえ歯車が回る意味では同じ機械。これらも汚れが付着したり部品が摩耗して、正しく動けなくなります。
針が回らない、電池切れが早くなる、などなど。
機種にもよりますがおおむね分解掃除ができます。
下のような30年以上前の電池式時計。電池の消費がとても早く、一年も動かないほど。
ゼンマイ式と比べて部品がひと回りもふた回りも小さくなり、難易度が一層増します。
これらの針を動かす歯車の洗浄だけで正常に戻る場合が多くあります。さすがに折れたりしていたら話は別ですが。
作業の後は電池消費も規定値内に戻り、元気に動き始めました。
「この頃は頻繁に電池を換えに持って行っている気がする」と感じていたら、修理へ出してみてはどうでしょうか。