おせっかい

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コラム
―貴方はおせっかいでした―

春に花畑をはじめた時、るんるんで種を探しました。
花の説明書きに、これは貴方と私の関係にぴったりだ! と言う種を見つけて、まいておきました。
手入れが悪かったのでしょう、たくさんは芽が出なかったので、追加購入までしてしまいました。

先日、咲きました。
ここではじめて、花言葉を調べました。
「おせっかい」
誰がおせっかいですか!
でも、貴方はおせっかいでした。

私は最初、貴方のことを、とても親切な人だな。と思いました。
とはいっても私です。必要なやり取りのみです。正直に言うと本当はもっと、いろいろ気にはなっていました。でも、遠慮しました。
貴方は何かさっしたのでしょうか?
とても親切、が、ずいぶん親切だな、……あれ? とレベルが上がっていきました。
だんだん、私は、これは何か特別に特別扱いを受けているのだろうか……? と、思えるようになりました。
いっそ、うぬぼれておきたい、とまで考えました。

貴方と出遭った(であった)せいでしょうか?
私は忘れていないのにいっそ同化しすぎて忘れていた事柄に気が付きました。
言い逃れができないほどに私です。
そして、その話ができるのは貴方しかいません。
私はついに、貴方に本気で甘えることにしました。

貴方はいつもと変わらず(本心がどうだったかは知りません)、私をきちんと受け止めて下さいました。
私はとても安心しました。
だって、私からするとそれは「自分が自分だと思っている自分」とは違う自分の話だったからです。
もちろん、それも私です。でも、なんと言うか、なんとなく隠していたのです。否定されるのが怖くて。

その後のことは省きます。
言うならば、私は坂道を転がり続けるようなものです。
まぁ、あえて言いましょう。「恋する乙女」です。
当時こんなことになるんて知りませんからね!

と、言うことでこの花言葉は貴方のものです。ついでに、
「繊細な愛」
も差し上げます。

私は、別の花言葉を頂きます。
「常に愛らしい」「世話好き」
異論は認めません。

「情熱」
は2人で共有しましょう。

で、なんの花なのか?
それは乙女の秘密です。
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