クズ中のクズ

記事
小説
テルがお金を返すと両親に約束していた日がやって来た。
しかし返しに行く風でも電話をする風でも無い。
気になったので聞いてみた。
「お金返す日じゃないの?」
するとテルは
「ちょっと遅れる」
と普通に言ってのけた。
あんなに威張って借りたのに…
約束の日に返さない…
そんな感覚が理解出来なかった。
「だったらせめて電話して謝りなよ」
そんな私をテルもまた理解出来ない様で
「うるせ~な。オマエには関係無い金なんだから口出すなよ!」
【うわぁーやっぱりコイツとは無理だ!】
結局テルはそのまま両親に連絡も入れず、返すはずのお金はそれから一週間後に深田さんから返済された。
そしてあろう事か、そのお金を少しずつパチンコで使い始めてしまった。
「関係無い」
と言われたから黙っていたが、それが私にある決心をさせたのだった…

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す