人間万事塞翁が馬

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コラム
「人間万事塞翁が馬」この言葉の
意味は知ってるけど
詳しいお話ってどんなだっけ?
と思ったので、私と同じように
よく覚えていないという方のために
今日はそのお話を届けたいと
思います。
よかったら読んでください(^^♪

むかし、むかしのお話です。

ある辺境の村に、
馬を持った一人の
老爺(ろうや)がいました。

貧しい村だったので、
馬をもっているのは
このおじいさんだけ。

農作業ができ、荷物を運べる馬を
他の村人たちはうらやましく
思っていました。

ところがある日のこと

この馬がどこかに
逃げてしまいました。

「なんて不運なことだ!」と
感じた村人たちは
老爺をなぐさめに来ました。

しかし老爺は、
落ち込む様子もなく
「これが不運かどうかはわからない」
と言いました。

「不運に決まっているじゃないか!」
村人たちは口をそろえて言いました。

しばらくたったある日

逃げた馬が帰ってきました。
しかし、もう一頭
足の速い馬を
連れて帰ってきたのです。

帰ってきただけでも
運がいいのに
二頭に増えたのを見た
村人たちは
「なんて幸運なんだ!」
と言いました。

ところが老爺は
「これが幸運かどうかはわからない」
と言いました。

数年後、老爺の息子が
馬に乗っていると
落馬して足を骨折してしまいました。
「なんて不幸なことなんだ!」
村人たちは言いました。

ところが老爺はまた
「これが不幸かどうかはわからない」
と言いました。

その後、異民族が
国境を越えて
攻めてくることがありました。
そのため、徴兵令が出て
村の若者たちは
軍隊に入ることを
命じられたのです。

老爺の息子は
足を骨折していたため
徴兵を免れ
戦争に行かなくて済みました。

村人たちは言いました。
「なんて幸運なんだ!」

ところが老爺は言いました。
「これが幸運かどうかはわからない・・・」

            終わり

「運のおはなし」
『淮南子』人間万事塞翁が馬より~

何が幸せで何が不幸か
なんて最後までわからない。
だから、嫌なことが起きても
必要以上に落ち込まない。
起きたことは仕方ないと
ある程度開き直ること、大事ですね。
その先はどうなるかなんて本当に
誰もわからない。

誰もが一度は似たような経験を
したことがあるのではないでしょうか?

どんな時も
起きた出来事に
一喜一憂しないことが大切だなと
思います。
上がりすぎず、下がりすぎず
中庸を目指したいものです!
今日も読んでいただき
ありがとうございました。






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