私の一枚 ~Pieni「Machinone」~

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コラム




 今日の私のおすすめCDは、Pieniの「Machinone」というアルバム。




 CD一枚に付属する説明文は特になく、ジャケット裏面に収録曲、ジャケットを開いた内側に演奏者などのクレジット表記があるのみ。実は、これも私が「ジャケ買い」した一枚です。



 イラストの穏やかさと、描かれたモチーフに何か意味を思わせ、その真相を知りたくて思わず手に取ったCDです。オルゴールのような限定的なシンセサイザーの響きが、やさしく身体を包んでくれます。おそらく、初めて聞く人の中には物足りないと感じる人もいるかもしれません。



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 部屋の静寂のなかに添えられた一曲が、穏やかにその音楽の世界に誘い込んでくれ、ゆったりと心落ち着けることが出来ます。絵を描いていても邪魔にならない響きというのは、意外と探すと難しいものです。私は、このアルバムは描きながら流すことが出来る一枚です。



 ただ、音楽に身を任せ、聴くことに集中できる曲でもあります。一音に思いを馳せていると、ジャケットに描かれた山や、花、草船に必然を感じさせ、納得が出来るデザインでした。これは、ぜひ聴いてからそれぞれで感じていただきたい感覚です。





今日のお話はこの辺で。また、私とおはなししましょう。



Copyright 2022 Chihiro Egoshi





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