【FXトレードvol.10】FX為替相場における環境認識の手法

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マネー・副業
FX為替相場のトレード手法や知識、インジケーターツール類と自動売買ツール等の情報を発信しているブログです。
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

FXトレードはギャンブルではない

FXトレードは、値ごろ感でやみくもに買ったり売ったりすれば、ギャンブルと同じで最終的には負けます。断言します。
FXトレードは、ギャンブルではなく、短期間でお金を稼ぐことが可能な、仕事です。この認識を誤ってしまうと、あっという間に資金を溶かし、相場から退場となるのです。

そんな偉そうなこと言っている私は、過去に2回退場となりました^^;
退場し暫くしてからまた相場の世界へ戻ってきました。
1回目は2012年頃です。値ごろ感でトレードしていた、テクニカル分析も知らない、今から上がるのか下がるのかみたいな、勘でやっているような状況でした。もちろんこんなトレードをしていたら溶かしますよね。

そして、これは素人がやるもんじゃない!
と思い、数年間相場から離れました。
その後、あることをきっかけに為替相場に興味を持ち、トレードを再開。
また、ほんと同じことを繰り返すんですね私は^^;
かなりな額を溶かしました。
このとき、テクニカル分析や、色々相場の知識を習得してトレードに臨んでいたんですが、心理面のコントロールがよくなく、やらかしました。
一番は、リベンジトレードでした。これはやばいです。
これから為替取引をされる方、興味がおありな方、「リベンジトレード」これ注意してください。ぐぐれば、これがどんなか出て来ます^^;

これじゃまずいと思い、本気で相場の基礎の基礎から学び、本質とは?
と、ここから始めたんですね。
それ以来、デモトレードと過去検証ソフトを用いて、徹底的に研究しました。
リアル口座でのトレードは一切せず、デモ口座でこつこつトレードしてきました。

丸2年かかりました。
デモ口座でようやくプラスへ傾いてきました。
この自信から、リアル口座へトレードを移し、現在に至っています。

今でも、過去検証や、デモ口座で研究は並行して行っています。
サインツールや、自動売買ツールのロジックへ、研究した結果を組み込んでは、検証してという繰り返しを今でも行っています。


環境認識の1つダウ理論

話しが長くなりました。本題に入ります。
株式で有名な環境認識の1つに、「ダウ理論」という手法があります。
「ダウ」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、そのダウです。
遥か昔に、ダウさんと言うアメリカのジャーナリストが、投資の世界に多大な貢献をし、その結果が「ダウ理論」という素晴らしい理論へ発展したんです。
実は、ダウさんがダウ理論を作ったわけじゃーないんです。
元はダウさんですが、その後他の人が研究し、最終的に「ダウ理論」が完成したって流れなんですね。

この「ダウ理論」いったいなんのための理論なのか?
株式市場で用いられる理論です。
ですが、為替でも用いることが出来る理論でもあります。
というか、投資すべてに用いてもいいくらい、原理原則な手法です。

おそらく、為替の場合でも、このダウ理論なくしてはトレードは出来ないと言ってもいいくらい基本中の基本な手法です。
私は、この「ダウ理論」なしではトレードは怖くて出来ません。
よく、昔知らずにトレードしてたなって思います。

ダウ理論=相場の目線

これが本質です。
今後、相場は上昇していくのか?
それとも下降していくのか?
この判断をする手法がダウ理論です。
相場にはもうひとつ、「レンジ相場」というものがありますが、残念ながら「ダウ理論」には、レンジになるのか、ならないのか?
という判断は出来ません。

トレードをする上で、今後の相場がどちらの方向へ向かうのかが、少しでもわかると、トレードに優位性が出て来ます。
知らないより、知っていた方が、負けにくくなります。

では実際にダウ理論とはどんな理論なのかといいますと。

相場は必ず、値動きが上下しながら、時間とともに変化します。
面白いことに、必ず上がっては下がる、下がっては上がる、こういう動きをするんです。

まーよーく考えると、当然と言えば当然なんですがね。
買いたい人、売りたい人、価格をみながらトレード(エントリー・エグジット)するため、お互いの人たちの綱引きになります。
その綱引きのバランスが崩れると上昇、下降が起き、安定するとレンジ相場になるんです。

上下動するのは、押しては引いてを、利益を得るために、パワーバランスでそのような波になるんです。

ここで、ダウ理論との関わりは何かといいますと。
相場参加者の大口の方たち(大口投資家、ヘッジファンド、機関投資家)と言われるプロトレーダーたちは、この「ダウ理論」を用いてトレードをしているんですが、その大口の方たちがダウ理論を用いてトレードをするので、そもそも、ダウ理論の手法通りに相場が動くことは自然な流れになるのです。
為替相場の変動は、大口の方たちが動かしています。

もうおわかりでしょうか?
そうです、大口がやみくもにトレードをしたら、相場の変動に一貫性がなくなり、ダウ理論というテクニカル分析が破綻してしまうのです。

ここに本質があり、ダウ理論の信頼性があるのです。

私たち一般のトレーダーは、このダウ理論の手法を用いることで、相場の方向性を把握していきます。むしろ、この手法を用いない場合、かなりトレードが不利になることがわかるかと思います。

ただし、世の中には、色々な手法があり、中にはダウ理論を用いずトレードを行っている方たちもいらっしゃいます。
まーそれで安定しトータルプラスであれば、なんの問題はありません。
私は、はじめに「ダウ理論」を用いて相場環境認識を行い、結果的にそれはトータルプラスであるため、ここでご紹介しています。
優位性のあるトレードをしたいので、他にもいろいろな手法を用います。
その話しは、また次回にでもと思っています。

実際のダウ理論

ダウ理論には、いくつもの基本法則があります。ですが、為替ではすべて必要(覚える必要なないかなと思います)ではないです。詳しい基本法則は割愛しますが、以下のことを理解していれば、為替相場で十分適用できる手法になります。

「現在レート(価格)から直近の最高値、或いは最安値の起点になった、押し安値、戻り高値を超えるまでは、トレンドが継続する。逆に、超えた時点でトレンドは転換する。超えたあとは、直近最高値、或いは最安値はリセットされる。

こんな感じですかね。
「超えるか、超えないか」がポイントなのと、「超えたあとは、直近最高値、或いは最安値はリセットされる。」これかなりポイントです。
リセット後は、直近最安値、直近最安値を更新していきます。更新していくということは、前の「直近最高値」や「直近最安値」は考えないでいいということになります。
これを理解しているか、していないかで、チャートをみてすぐ、今目線は上だ、目線は下だ、と判断が難しいかもしれません。
図で説明したいと思います。

20240424_1.png


「上昇から下降へトレンド転換と判断」
直近最高値の起点となったレートを下回った時点で、目線は下になります。

「下降から上昇へトレンド転換と判断」
直近最安値の起点となったレートを上回った時点で、目線は上になります。

このように、目線を判断します。
まずは、チャート上へジグザグに線を描いて確認する必要があります。
図では、レートの細々した変動は描いていません。

チャート上へ線を描くツールとして使用しているのが、「Epic Pen」というお絵描きツールです。MT4ご利用の方でしたら、「ZigZag」というインジケーターをインストールすると、チャートへ線を自動で描画してくれます。標準で搭載されています。
ひとによっては、線を描くのに、様々であるため、この「ZigZag」を用いるのもひとつの手かもしれません。

目線が定まると、そこから今度はトレードシナリオを立てていく、という流れになります。

これを手動で行うと、慣れないうちはかなり時間と手間がかかります。
そんな時間と手間を省くために、便利なツールを開発したんです。
最後に、商品紹介をし終わりにしたいと思います。





最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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