契約書によく出てくる条項

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法律・税務・士業全般
 今回は契約書によく出てくる条項を紹介していきたいと思います。
どんな契約書にも登場するものばかりですので、参考にしてください。

・秘密保持
基本的に「秘密を漏洩してはいけませんよ」という内容ですが、この部分の内容が不足している契約書が非常に多いです。要注意です!

・権利の譲渡等の禁止
難しそうですが、内容はシンプルで、契約を締結した場合、「契約内の権利や義務などを他人に譲ったりしてはいけません」という内容です。

・有効期間
これは簡単ですね。契約の有効期間のことです。

・中途解約
契約解除も同じように、よく出てきますが、こちらの「途中で解約した場合」の取り決めもしておくと、より安全な契約書になります。

・解除
これもよく出てきます。「契約違反、破産、差押等を受けたら契約を解除します」ってやつですね。

・期限の利益の喪失
法律を勉強していないと、何を喪失するのかよくわからないですよね。簡単に言うと「解除したら、すぐに料金を払ってください」というやつです。
つまり、それまでは翌月末支払いでよかったのに、解除だと即日料金を支払うことになり、その分期間が早まることを言います。

・反社会勢力の排除
これは全契約書共通ですね。反社会勢力と関わっちゃダメですよってやつです。

・損害賠償
これもほぼ全契約書共通ですが、注意が必要なのは、契約当事者のどちらかについてしか書かれていない場合があります。よく読むようにしましょう。

・不可抗力免責
自分の不可抗力(天災事変等)で契約書に定められた義務を履行できなかった場合は責任は誰も負いませんよという内容です。

・残存条項
これはよく内容読む必要がありますが、意味は契約期間が終わっても、この残存条項に定められた内容は効力を生じますよということが書かれていると思います。

これらがよく出てくる内容です。
よく出てくる内容にもかかわらず、これらの条項が抜けている契約書をよく見ますのでご注意を!
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