オトナの学びって(#08)

記事
学び
今回はまず質問から。
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Q1:あなたが好きな勉強の環境は?
 ⇒自宅/自室、図書館、ファミレス/ファーストフード、友人の家、わからない/特にない/その他
Q2:あなたが記憶をする際に意識する方法は?
 ⇒声に出して覚える、書いて覚える、語呂合わせ/替え歌にする、見て覚える、動き回りながら、わからない/その他
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 改めまして、ご覧いただきありがとうございます。現役学生の方、または元学生の方がいらっしゃるかと思いますが…。少し「どんな勉強方法が好み化」を思い起こしてもらいたいと思います。

 視覚的・聴覚的・運動感覚的の分類でも示される「学習スタイル」などは、人の特性を活かした学び方のアプローチになりうるテーマとされています。受験勉強などで、いかに自分のスタイルを早く見つけるか、学習方法・コツの発見と実行が大切であることを痛感されていることかと思います。では、それを「他者の学びに配慮」できますでしょうか?

 自分が視覚的だから、相手にも視覚的に教えればいい/聴覚的・運動感覚的な配慮はしなくていい」…なんてことはしていないでしょうか?相手の学習スタイルがわかりさえすれば、それに合わせるだけでいいはず、と思っていないでしょうか?

わかっていても無意識(UCB)に自分のスタイルを押し付けていたり、過去の成功体験にしばられてしまうものです。人は単にひとつのスタイルではなく、いくつかの要素がまざっている…だからこそ、学びを提供する場合には「視覚的・聴覚的・運動感覚的」など、それぞれを整えた教育方法・資材を活用することが大切といわれています。もちろん相手のスタイルが何か、観察したり対話を通じた意識的取り組みも欠かせません。

 今回ご紹介した「学習スタイル」とは、主にこんな例で表現されるようです。
・視覚的: 文字情報や図式/グラフ、ノートや強化者のどこらへんにどんな絵柄があったか、で等を活かして学びを深めるタイプ
・聴覚的: 話し言葉や対話を通じて、学びを深めるタイプ
・運動感覚的: 文字・音声というよりも、具体的に手足を動かして/実際に退官することで学びを深めるタイプ

例: 新しい電化製品を購入した際、マニュアルでよい(視覚的)か、誰かに(言葉で)教えて説明してもらう(聴覚的)か、何よりまず触りながら操作を覚える(運動感覚的)か、どんな傾向があるか・織り交ざっているか。

 自分に配慮できる学習スタイルを、学びを提供する相手にも十分配慮できるようになれれば、素晴らしいLearning Professionalといえるでしょう。
(※ひとごと: コラムって文字情報だし、自分はあまり図式や挿絵を使わないから、読み手のスタイルに幅広くリーチできていないですよね。書きながら反省しました[汗])

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