嫌われ者のあなたへ。ネガティブって大事です。

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こんにちは。
今日は自分にとって人生の流れが激変した時のお話をします。

私は28歳位までは
とにかく否定とマウント取りで生きているという超嫌な奴でした。

バイト先では新人が来たら
「君、邪魔やからキッチンの隅っこで立って見といて」とか

後輩が改善の提案を出してくれても
「〇〇〇だからやっても意味がない。以上!」とか

同僚に対しても
「俺に勝てる所一個もないやん。」と言ったり
Aという意見を出されたらBが正しいと言って
Bという意見を出されたらAが正しいと言って
人と違う意見やアイデアを出せることが凄い。
というような。

違った視点でモノを見れるのは良いとしても
相手を否定する、マウントを取る必要は無いんですよ。
でも相手を否定してマウントを取らないと不安だった。

それまでの彼女に対しても
普段はブスといって弄ったりしておきながら
時々デートの時は可愛いね。奇麗だよ。と
褒めて心理的にこちらのペースに振り回したり
無理難題を言って相手がそれに答えられなかったら
不機嫌になってまたコントロールできる状態にしていく。

今思えば悪魔の洗脳術ですね。

裏返せば弱さを隠そうとしても隠し切れない哀れなクソ野郎です。

だからこそ今では
そういう嫌な奴とされる男の心理や手口が
手に取るように解ります。。

あいつらも苦しんでるんです。
地獄の餓鬼のような
救われるべきクソ野郎なんです。。

苦しめられた人の苦しみは
本当に申し訳ない気持ちがあるけれど
根源を絶たねば悲劇は繰り返されるとも思うのです。

当時やってたバンドでも
対バンと言って同じ日にステージに立ったバンドに対しても
「あのバンド全然くそやな」
「あのボーカル華がないよなぁ」
とか楽屋でディスリまくりでした。

当然、横の繋がりなんてゼロです。

楽屋で他のバンドのメンバーさんと
あいさつ以外の言葉を交わすなんてありませんでした。

結局バイトを辞めるときは
私が挨拶として書いた手紙を
紙ヒコーキにして目の前で飛ばされる。

私が最初に邪魔と言い提案を潰してきた子でした。
ずっと私の事を恨んでいたんでしょう。当然よね。

バイトを辞めてしばらく無職だった時
「タバコ1本頂戴!」と言った事がトリガーになって
こいつはどうしようもないクソ野郎だと
洗脳が解けた彼女にも振られる。

デート代は基本私が出してましたが
奢ることもしなくなった奴を見限ったのでしょう。
しかしこの別れはお互いにとって救いだったと思います。

バンドは当然メンバー同士の信頼関係も出来ず空中分解。
メンバー間で否定ばかりして
可能性を潰し合っていたらバンド所ではないでしょう。

私はどんどん孤立していったんです。
「孤独」ではなく「孤立」。

今思い出すだけでも「ああああああ!俺の大馬鹿野郎!!!!!」
と、なるような(←今、そうなっています)

黒い時代が十代から二十代後半までずっと続いてたんですね。
で、孤立してもう周りの人はどんどん離れていった。

否定する相手が居なくなった。

次は誰を否定しよう?

「誰かー!!」
「誰かー!!」
「否定させてー!!」
「あなた達の考え方やり方、生き方を否定させてくれー!!!!」
「否定することで自分の存在を証明させてくれー!!!!」

誰もいませんでした。

ただ一人を除いては。
そう、自分自身ですよね。

ある日、ふと思ったんです。

「今までずっと否定し続けてきたけれど、否定する自分を否定したらどうなるんだろう?」

「否定の否定は肯定だから、肯定してみたらどうなるんだろう?」

「今まで人を否定して来たけれど肯定したらどうなるんだろう?」

「否定はガンガン極めたからもうええよね?。。もうええよね。」

ライブハウス界隈で試してみました。

その時はもうバンドメンバーも居なくて
一人でカラオケを作ってそれに乗せて歌うというスタイル。
もう一人で活動するしか無くなっていたのです。

対バンのステージを客席からしっかり見て
荒削りなところはすぐに見つけられるけど
そこはゴミ箱に捨てて
良かった部分、自分より凄いと思えた部分、
頑張ったんだな!工夫したんだろうな!と思えた部分
そういう所を楽屋で直接言葉に出して伝えてみた。

みんな楽屋で自分の感じた良い点を伝えると
「そうなんですよ!!わかってくれて嬉しいです!!」
みたいな反応があって

「今度一緒にライブしましょうよ!!」とか

今まで数年間一度もかけてもらったことのない言葉を
どんどんかけてもらえるようになりました。

あれ?あれれ?
殺伐とした世界が一気に優しくなった。

今まで自分が認められたいがためにやってきた事と
真逆の事をしたら
なぜかどんどん認めてもらえるようになっちゃったぞ?

自分は自分で元々得意な
逆の発想であったり捻くれた発想が
良い方向に活きて
ステージングもライブをする度に改善されて
どんどん良くなっていく。

相乗効果でイベントに呼ばれることも多くなる。
のちにメジャーへ行くようなバンド達とも
どんどん繋がりができる。

今では普通にテレビやラジオやCMでよく流れてたりする。
自分はそういうバンド達の圧倒的な
パフォーマンスを目の当たりにして
(無名でも凄いからのし上がれるんですよね。)
自分の限界を知る。とどめを刺してもらった感じ。

きっちりと挫折を経験できた。本当にありがたい。

今までの心のベクトルを反対方向に向けるだけで
こんなに世界が変わるなんて。

いや、世界が変わったのではなくて
自分の世界の見方が変わったんだ。と気づいた瞬間。

とにかく状況が一気に開けた。
「苦しい」が「楽しい」に変わっていった。

ちなみに今の彼女とはその時ライブハウスで出会った子なのです。
状況変わりすぎ!!

それから紆余曲折はしながらも
41歳の秋を迎える今日この頃です。
ただただ自分の人生を振り返って

否定する生き方というベクトルを
反対に変えただけで
人生が超好転したという話でした。

いま苦しんでいる人
苦しめて苦しんでいる人も含めて
ヒントの一つになればと思い
書いてみました。

私はこれからも
自分にも他人にも肯定をベースに生きていきたい。

苦しみながら得るものもあるかも知れないけれど
でも人を満たして自分も満たされながら得ていく方が
凄い幸せなんだよなぁ~。と
痛感するこの十数年です。

僕は業を背負いながらでも幸せでありたい。
業を背負ったからにはその分誰かの幸せにも貢献したい。
自己犠牲でも他者犠牲でもなく
お互いがお互いに色んな形での愛を
循環させて増幅していく世界を作りたい
と思っています。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
色々あってもここからがスタートじゃいじゃい\(^o^)/
をモットーにこれからも前に進みます!えいえいおー!

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