その年齢の発達課題の克服は、「今でしょ」

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今日は、少し視野を広げたお話をします
年齢によって、克服する(できる)発達課題がある
そして、それは、その時期だからこそ「獲得できるチャンスがある」ということ、です

例えば、小学校の中学年前後は、「収集すること」を「脳が求める時期」です
ですから、昔、ポケモンをすべていえる小学3年生がザラにいました
今ですと、テレビで「博士ちゃん」を放映していますが、彼らが情報を収集しはじめるのも、小学生になってからです
多少の個人差はありますが、膨大な情報を収集できるのは、この年代です
従って、掛け算九九も、意味なく歌って覚えられるこがたくさんいます
本来なら、図示しその意味を理解して、九九を覚えるのでしょう
でも、この時期の子には、掛け算の意味などなくても大丈夫なんです
学習指導要領も、発達課題を十分考慮しているわけです
そして、この時期に「脳が収集できる能力を鍛えて」おけば、その後の「詰め込み」の簡単です
地名や歴史年表、中学では英単語や公式等々、意味など詳しくわからなくとも、「暗記する脳」ができています
小学校中学年が、天王山です

体育でも、「適時」があります
例えば中学年は、調整力を養う時期です
バランスやリズム感、巧緻性などです
体育でも、これらを養う課題が提示されます
この時期に、筋力強化をさせてしまう先生がいますが、やめてね
民間のスポーツクラブでは、バランスの良い運動に取り組ませています
例えば、空手でも、この年代の子供には腕たせ伏せなどさせません
テンポや流れに合わせて、カタを作っていきます
力強さは、まだいりません
種目を限定したり、体の部分的な強化は、筋肉が付き始める時期、中学生くらいからでよいのです

教員免許を取得するには、乳幼児期から青年前期の発達段階を学びます
特に、若い先生方は最新の脳科学や発達心理学を学んでこられたから、十分お分かりなことだと思います
ただ、現場に出て数年たつと、日々の忙しさに追われて、理論的なことなど忘れがちです
発達には適時性があり、鍛える時期を逃してはならないことを思い出してみましょう
そして、私達が今、目の前にいる学年の子供に何を提供していくべきかを考えましょう
今回は、ちょっと面倒なお話でした(>_<)
明日は、楽しいお話をします💚


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