スタートアップと中堅企業のギャップ。転職して1ヶ月で感じたこと

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ビジネス・マーケティング
新卒から5年間在籍していた会社を退職。2022年12月にスタートアップに転職をしました。1ヶ月が経過して、今まで在籍していた中堅企業とのギャップをいくつか感じたので、記事をまとめてみました。
これから、スタートアップに転職したい人やする人の参考になればと思います。


①手取り足取りは教えてくれない

入社初日。オフィスに出社すると「色々と設定することがあると思うので先ずは設定しちゃってください!」と言われ、パソコンとスマホを渡されました。勝手に入社説明とかしてもらえるかと思っていたら、そのまま放置という感じでした笑
前職だと中途の人でも半日くらい入社説明があったり、インプット系の研修があったりと割と付きっきりの状態だったので、ここはギャップがありましたね。
とはいえ、「分からなことがあれば遠慮なく聞いてください」という状況ではあったので、聞くことはできます。中途入社は基本的に孤独です。同期もいない状態で突入していくことになるので、分からないことは早めに聞く、というスタンスで臨みましょう。そしてまずはゼロスタートで学ぶ姿勢を忘れずに臨みましょう。自分はこういうことが出来る、前職の経験を反映したい、という気持ちは良いですが、プライドが邪魔をして謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。

②KPIはあくまで基準

これは会社や成長フェーズによるところがありますが、私が入社したアーリーステージのスタートアップはあくまで基準レベルでした。入社当時はサービスを正式リリースして1か月ほどだったので、数値の取り方も1か月単位で変わっておりました。
大企業や中堅企業だと、KPIをもとに各セクションの成果を測り、それが評価になることもありますが、スタートアップでは状況が日々変化しているため、それに伴い短いサイクルでKPIが変わることがあります。
ただ、受注数は必達目標なため、ここが変わることはありません。結局KPIの設定もどこを変数として、どこを固定値とするか、でありた受注率も10%単位で変わることもあり、大幅なKPI修正が必要となる場面もありました。
KPIの変化に気を取られることなく、まずは受注数を確保することに向け邁進するのが良いかと思います。

③主語を"I"ではなく"We"で考える必要がある
これは私が入社して、最もギャップを感じた部分でもあります。前職では社員数も2,000名近くいたので、あくまで自分のテリトリー内でいかに売上を最大化するか、ということに注力してきました。上司から投げかけられる質問も「あなたはどう思う?」や「どうしたい?」といった形で、それに対して「私は●●だと考えるため、△△のアクションを実施したい」という答え方をしてました。もちろんチームの売上も注視しておりましたが、自らがどうやってチームに貢献するか?という視点でした。
ただ、今は違います。CEOやCOO、周囲から聞かれる際は「セールスとしてどう思う?」です。あなたは?ではなくセールスとして、になります。会社の売上を上げるためにはセールスとして、どのような意思決定をした方が良いか?ということが問われることになりました。必然的に視座が高まりますが、これには恐怖心も伴います。大企業では仮に考えが間違えていたとしても社内の人に謝ったり、場合によってはお給料が下がる程度で済みます。しかし、スタートアップでは間違った方向に進むと最悪”倒産”の可能性も出てきます。
なので、何か意思決定をする際には、「私がこうする必要があると考える」ではなく「私たち(セールスとして/会社として)は●●する必要があると考える」という形に変えていく必要があります。
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