米国PPI大幅下落後米株は上昇、米長期金利は反発、米ドル指数は続落、ドル円も132円まで急落

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米国の3月PPI(生産者物価)は0.5%のマイナスとなり、過去3年で最も大きな下げとなりました。ガソリン価格の下げが寄与しているようです。
米株は大きく反発上昇、米長期金利は反発、米ドル指数は大きく続落、ドル円はPPI発表直後に132円台すれすれまで大きく売られました。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組では豪ドルとニュージ―ドルが断トツの最強通貨となり、それらにカナダドルが続きました。スイスフランは横ばいでした。一方、負け組では2日連続で米ドルが断トツの最弱通貨となり、それに円、ポンド、ユーロと続いています。

昨日の米ドルは終日売られました。ドルインデックスは101.553から101.006へと3日連続で大きく下落しました。タイムサイクル的には依然として4/6-18の底値圏に向かった値動きのようです。エリオット波動的には、下降B波の内の下降e波の(おそらく)最終局面にいます。一方、ユーロドルは4/11-20の天井圏に向かって上昇しているところです。エリット波動的には10/13から上昇B波のなかの上昇e波の最終局面にいるようです。

昨日のドル円は東京、ロンドンと横ばいでしたが、PPI発表後大きく売られました。ドル円は昨日の21:00に133.392円の高値を付け、22:00に132.020円の安値をつけています。ドル円の一日の値幅は137.2ピップスと比較的大きな値動きでした。50日、100日の移動平均を再び下に切って引けています。タイムサイクル的には4/10-19の天井圏が終了、4/17-27の底値圏に向かって下落しそうです。エリオット波動的には4波のなかのa波が2/2に終了して現在下降b波の中の下げのc波に入ったかもしれません。クロス円はまちまちな動きでした。本日ドル指数は続落する可能性がありそうです。ドル円も続落するでしょう。ドル円は売り場探し、ドルスト通貨は買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は2.930%から2.991%へと反発しました。日本の10年債金利先物は0.466%から0.458%へと下落しました。日銀の新たな防衛ライン0.50%を下回っています。一方、米国の10年債金利は3.396%から3.449%へと反発しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は下がって+0.14と相関がなくなりました。またドル指数とドル円の相関値も下落して-0.24と相関がなくなりました。10年金利はタイムサイクル的には4/5-13の底値圏は早くも終了、4/13-20の天井圏に向かっているところです。エリオット的には上昇C波が11/8に終了、下降D波のc波が3/2からスタートしたようです。c波は最低でも4/28まで続くでしょう。
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